電動パワートレーンブランドとなるポールスターのファーストモデルを発表|Volvo
Volvo Polestar|ボルボ ポールスター
電動パワートレーンブランドとなるポールスター
ハイブリッドのファーストモデルを発表
ボルボは、パフォーマンスブランドの「ポールスター」を独立したエレクトリックパフォーマンスブランドとする新構想を発表。あわせて2019年に発売が予定されているファーストモデルのハイブリッドカー「ポールスター1(ワン)」のスタイリングを公表した。
Text by YANAKA Tomomi
オンラインでのみの注文で、購入するのではなく月額料金を支払う仕組み
今年7月に2019年からすべてのモデルに電動パワートレーモデルを取り入れると発表していたボルボ。2019年から2021年のあいだに5モデルのEVを発売し、そのうち3台はポールスターブランドとして販売するとしていたが、その全貌の一端が明らかになってきた。
まず、ポールスターは独立した電動モデル専門ブランドとなること。そしてファーストモデルのHV「ポールスター1」のデザインとスペック、そしてセカンドモデルとなるEV「ポールスター2」についても発表された。
ポールスター1は、2ドア2+2シーターのグランツーリスモクーペのスタイルを採用。エンジンを併用するハイブリッドカーであり、最高出力600ps、最大トルク1,000Nmを誇るという。さらに、EVとして150km走行することも可能とのこと。
ボディは、ボルボのスケーラブル プラットフォーム アーキテクチャー(SPA)をベースに約5割はポールスターのエンジニアが新たに設計。軽量化に寄与するカーボンファイバー ボディをはじめ、オーリンズ社製新型連続電子制御サスペンション(CESi)など、最新の技術も採用する。
また生産は来年半ばに完成が予定されている中国・成都にあるポールスターのプロダクションセンターで行うとアナウンスしている。
販売方法もこれまでと一線を画す。オンラインのみでの注文となり、2年もしくは3年の契約で利用料を月額で支払うサブスクリプション方式がとられ、すでに予約の受付も開始した。
ボルボでは、2019年末に同社初のEVであり、テスラ「モデル3」の対抗となる「ポールスター2」の生産を開始し、さらにSUVのEV「ポールスター3」も投入する予定という。