アートに寄り添うシャンパーニュ|Ruinart
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2017年7月19日

アートに寄り添うシャンパーニュ|Ruinart

Ruinart|ルイナール

祐真朋樹が語る、KYOTOGRAPHIEとルイナール

創業当時より、アーティストとのコラボレーションやアートイベントへのサポートに取り組むなど、アートと深い関係を持ちつづけてきたシャンパーニュメゾン「ルイナール」。古都京都を舞台に開催される国際的な写真イベント「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」にも、昨年より協賛し、今年も写真家とのコラボレーションによる展示を行った。京都で生まれ育った弊誌編集大魔王、祐真朋樹が、故郷で開催される同イベントに足を運び、世界的な写真家たちの作品とルイナールを堪能した。

Text by OPENERSPhotographs by SATO Yuki

シャンパーニュメゾンがアートをサポートするということ

1000年の歴史を誇る古都であり、世界的な文化都市でもある京都。この地を舞台に、毎年、桜の時期に開催される写真イベントがある。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」だ。第5回となる今年も4月15日から5月14日までの1ヵ月にわたり開催され、多くの来場者を集めた。

会期中は、街中のさまざまな歴史的建築物をアートスペースとし、アーノルド・ニューマンやロバート・メイプルソープ、そして荒木経惟をはじめ内外の世界的写真家による作品が展示されたほか、ライブペインティングやトークショー、各種ワークショップなど、写真文化にまつわる多様なイベントが実施された。

Ruinart|ルイナール

建仁寺にある寺院「両足院」の庭園

Ruinart|ルイナール

両足院にて。畳と襖の空間にルイナール ブラン・ド・ブランの透明なボトルが映える

創業以来、アーティストとのコラボレーションをはじめ、多くのアートイベントへの参加やサポートを行うなど、アートとの深いつながりを持ってきたルイナール。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」についても協賛ブランドとして2016年より関わっており、昨年はオランダの世界的フォトグラファー、アーウィン・オラフとのコラボレーション作品「Light by Erwin Olaf presented by Ruinart」を公開し好評を博した。一方、今年はルイナール創業家の子孫であるイタリア人アーティスト、ジャダ・リパの写真作品を展示し注目を集めた。

「シャンパーニュという魔法の飲み物でみんなを陽気にさせたり、気持ちよくさせたり──そういうビジネスで成功したルイナールという会社が、シャンパーニュ同様、人々を楽しませたり感動を与えるアートというものをサポートする。それは、とてもいいサイクルだと思います」

そう語るのは、OPENERS編集大魔王の祐真朋樹だ。京都で生まれ育った彼は、故郷を舞台とするこの国際的写真祭のプレス向けイベントに訪れたのだ。

Ruinart|ルイナール

祐真朋樹が語る、KYOTO GRAPHIEとルイナール(2)

和の空間にマッチする透明なボトル

京都入りした祐真がまず足を運んだのが、京都最古の禅寺大本山、建仁寺のなかにある寺院「両足院」だ。ここで、ルイナールのブラン・ド・ブランとともにランチを楽しんだ彼は、そのボトルの美しさにあらためて惹かれたと語る。

「ブラン・ド・ブランのシャンパンゴールドに輝く透明なボトルが両足院の畳と襖の空間にとても合っていて、すごくきれいでしたね」

そもそもシャンパーニュボトルは、品質管理という点で外光を遮断しやすいグリーンのタイプが一般的だ。しかし、ルイナールのブラン・ド・ブランは、透明なボトルを使うことによって、シャンパーニュ自体の美しさを見せている。「それが繊細かつ荘厳な和の空間にマッチする様が印象的でした」。

Ruinart|ルイナール

「ギャラリー素形」に設けられたルイナールのカウンター

Ruinart|ルイナール

ルイナール創業家の子孫であるイタリア人アーティスト、ジャダ・リパ氏(右)

その後、いくつかの展示会場を観てまわった祐真は、西の空が紅色に染まりはじめたころ、ルイナールの展示会場である「ギャラリー素形」に足を運んだ。古民家をリノベーションした和モダンな空間が特徴の同ギャラリーでは、ルイナール ロゼを味わいながら、“「The Yokohama Project 1867-2016」 presented by Ruinart”と題されたジャダ・リパの作品を鑑賞した。

それは、19世紀の報道写真家フェリーチェ・ベアトが横浜に居を構えていた幕末から明治にかけての日本の風景や人物を写した作品と、初代駐日イタリア大使夫人として1867年に来日したジャダの先祖が著した旅行記からインスパイアされたもので、西洋の視点で日本の今昔を捉えたコンセプチュアルな作品だったという。

「ジャダさんの作品は、彼女の心象風景を写真で描いているかのようで、それが興味深かったですね。会場ではお話しをする機会もありましたが、作品以上にジャダさんご本人が魅力的でした。作家自身がチャーミングだというのも、アーティストにとっては大事なことですよ」

Ruinart|ルイナール

「ギャラリー素形」にてジャダ・リパ氏の作品を鑑賞する編集大魔王

Ruinart|ルイナール

ジャダ・リパ氏

ルイナール ロゼとともにジャダとの会話を楽しんだ祐真が次に向かったのが、二条城だ。慶長8年(1603年)、徳川家康により京の宿館として建設され、1994年にはユネスコの世界文化遺産にも登録された、京都でも屈指の歴史的建造物である。

その中の二の丸御殿台所というスペースを利用して、20世紀を代表する肖像写真家と賞されるアメリカ人フォトグラファー、アーノルド・ニューマンの作品と、かつてアンディ・ウォーホルがBMW M1をキャンバスに見立てペインティングを施したアートカーが展示されたのだ。さらに祐真が訪れた日には、現代のピカソと呼ばれるスペイン人画家、ミケル・バルセロによるライブペインティングも行われた。

「二条城という古城の、あたかも時代劇のセットに飛び込んだような状況に身をおいて、ニューマンやバルセロというアーティストの作品を鑑賞する。さらにそこには、ルイナールがある。それは本当に非現実的ですてきな体験でしたね」

Ruinart|ルイナール

祐真朋樹が語る、KYOTOGRAPHIEとルイナール(3)

五感が研ぎ澄まされる場所でアートを楽しむというぜいたく

二条城で初日の作品鑑賞を締めくくった祐真は、2日目も丸1日かけて京都市内に点在する多数の展示スペースに足を運び、さまざまな作品を楽しんだ。では、京都で生まれ育った彼にとって、地元で開催されるこの写真祭はどのように映ったのだろうか。

「京都には歴史的な建築物が立ち並んでいて、それらの情緒ある景観を守るために、建物の建て方だとか看板の色だとか、デリケートな決まりごとを自らに課している。それは住民が自らの街や歴史に対して畏敬の念を抱いているからであり、そうした風情のある景観が自分たちの意識にも作用していると感じているからだと思うんです。たとえば京都は、“花がきれいだな”とか、“あ、光がいいな”とか、“風が清々しいな”とか、なんでもないけれど心を打たれる瞬間を、一日に何度も体験できるようなところ。そういう、五感が研ぎ澄まされる場所を舞台に、普段は公開されていないような歴史的な空間をはじめ、美術館ではないスペースでアーティストたちの作品を鑑賞できる。しかも、そこでルイナールというシャンパーニュもいただける(笑)。それは、本当にぜいたくなことだし、そういうぜいたくな時間を堪能できるKYOTOGRAPHIEという写真祭はすばらしいイベントだと思います」

Ruinart|ルイナール

現代のピカソと呼ばれるスペイン人画家、ミケル・バルセロ氏

Ruinart|ルイナール

二条城は二の丸御殿台所にて。BMW M1にアンディ・ウォーホルがペイントを施したアートカー

日頃よりルイナールを愛飲しているという祐真は、アート鑑賞の友には特にブラン・ド・ブランがお勧めだという。

「ルイナールを飲むと、僕はとてもいい気分になります(酔っぱらい!)。なにかがフワッと開くような感じがして、より楽しく作品を鑑賞できるんですよね。しかもルイナール ブラン・ド・ブランは飲み口が軽快で、いい感じに気分を高めてくれる。その意味で、アートに寄り添うシャンパーニュなんだと思います」

問い合わせ先

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真展2017」

会期:2017年4月15日-5月14日

http://www.kyotographie.jp

           
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