新型A4オールロードクワトロ発売|Audi
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2016年9月8日

新型A4オールロードクワトロ発売|Audi

Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ

新型A4オールロードクワトロ発売

アウディジャパンは、フルモデルチェンジを受けたアウディA4アバントベースのプレミアムクロスオーバー、A4オールロードクワトロを、9月6日より販売開始した。価格は658万円。

Text & Photographs by UCHIDA Shunich

オールロードはアウディSUVの先駆け

アウディが“オールロード”という新しい言葉を作ったのは、1999年。ほとんどが“クロカン四駆”と呼ばれていた当時、アウディはクワトロの性能を十分に生かせるSUVという、新たなコンセプトの提案をしたのだ。翌2000年に先々代の「A6 アバント」をベースに市販車「オールロードクワトロ」がデビュー。エアサスペンションによる車高調性やオフロード用のESP機能などを盛り込んだモデルであった。その後先代、現行とA6系では3世代にわたりオールロードクワトロが販売されている。

一方、「A4」系では、2010年に限定車として日本導入されたモデルが最初で、非常に人気が高かったことから、2014年8月以降はカタログモデルとして導入。今回のフルモデルチェンジにより2代目に進化した。

ちなみにオールロードシリーズの日本市場全体では累計で5,000台という販売実績を残しており、「台数的に爆発ではないものの、常にどの時代でもオールロードを求めているユーザーがいるモデルです」とアウディジャパンマーケティング本部部長の石田英朗氏は紹介した。

Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ

Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ

グリルの縦ラインがオールロードの証

A4アバント」と比較し外観で大きく違うのが、シングルフレームグリルだ。アウディはこのグリルの造形で、モデルを表現することが多く、オールロードはつねに垂直ルーバーのクロームグリルとなっている。ちなみにAラインは横方向、RSモデルはハニカムグリルが基本である。

また、フロントとサイドのアンダーボディプロテクションとリアデフューザーはシルバー仕上げとなる。ホイールアーチ モールが装着され、最低地上高を30mm上げたことで、SUVの個性をより引き出している。

ルーフレールも変更された。アバントは空力を意識した設置型になっているが、オールロードはキャリアなどを装着しやすく足をつけて浮かせた形になっている。

荷室容量も増えており、5人乗り状態で505リッター、3分割タイプの後席を倒せば最大1,510リッターまで確保される。これは、従来型と較べて、それぞれ15リッター、80リッター拡大している。

Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ

新型A4オールロードクワトロ発売 (2)

新クワトロシステム搭載

基本的な装備や安全装備、機能はすべて「A4アバント」に準じており、エンジンもA4アバント 2.0TFSIクワトロと同様、2リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャーを搭載。先代A4オールロードクワトロと比較し、パワーは20kW(28ps)アップし185kW(252ps)、トルクは最大20Nm増え370Nmとなった。その結果、0-100km/h加速は6.1秒で完了する。トランスミッションはデュアルクラッチの7段Sトロニックとなる。

オフロード機能としては、アウディ ドライブ セレクトにオフロードモードが追加された。これはエンジン、トランスミッション、ステアリングを制御し、オフロードでも走行しやすくするモードだ。また、ヒル ディセント コントロールも装備されている。

Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ

Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ

A4オールロードクワトロ最大の特徴は、新開発のクワトロシステム、“ウルトラ テクノロジー”が搭載されたことだ。これまでのメカニカルなディファレンシャルユニットに、インテリジェントな制御機構と、2ヵ所の駆動力断絶機構を付加することで、路面状況や走行状態により、完全なFFとして走行することが可能となったのだ。ただし、山道や悪路、雨天でのスリップが多い所ではクワトロが介入し、安全で安定した走りが自動で可能となる。

なぜあえてこのシステムを採用したのか。これは、走行抵抗の軽減で燃費向上が見込めるからだ。先代と比較し90kgの軽量化に成功したボディと相まってJC08モードで14.6km/ℓと約9パーセント向上している。

ウルトラテクノロジーは、順次他モデルにも導入される予定で、「トルクの最大入力が500Nmまでなのでかなり強力なエンジンでない限りは、このシステムを採用するクルマが増えていく」とアウディジャパン広報部長の丸田靖男氏はコメントした。

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Audi A4 allroad quattro|アウディ A4 オールロードクワトロ
ボディサイズ|全長 4,750 × 全幅 1,840 × 全高 1,490 mm
ホイールベース|2,820 mm
車両重量|1,680 kg
エンジン|1,984c 直列4気筒DOHCインタークーラー付チャージャー
最高出力|185 kW(252 ps)/5,000-6,000 rpm
最大トルク|370 Nm/1,600-4,500 rpm
トランスミッション|7段デュアルクラッチ(Sトロニック)
駆動方式|4WD
0-100km/h加速|6.1秒
タイヤ 前/後|225/55R17
燃費(JC08)|14.6 km/ℓ
価格|658 万円

問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター

0120-598-106

           
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