ニュルブルクリンク FF市販車世界最速モデルが登場|Renault
CAR / NEWS
2014年12月10日

ニュルブルクリンク FF市販車世界最速モデルが登場|Renault

Renault Megane Renault Sport|ルノー メガーヌ ルノー・スポール

ニュルブルクリンク FF市販車世界最速モデルが登場

先日お伝えした、、「ルノーメガーヌ ルノー・スポール」の日本販売がついに開始された。エンジンやシャシー性能が向上し、走りに磨きがかかったとともに、あらたに右ハンドルモデルがラインナップされた。

Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)

最速のメガーヌ、日本上陸

2011年6月17日、ドイツのニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)で、8分7秒97というFF市販車世界最速記録を樹立したクルマ、それが「ルノー メガーヌRS(ルノー・スポール) トロフィ」だ。その性能をそのまま受け継いだ「ルノー メガーヌRS」がいよいよ日本でも発売となった。

エンジンは直列4気筒の2リッターのターボエンジンで従来とかわらないが、最高出力は15ps、最大トルクは20Nm向上。6段マニュアルトランスミッションが組み合わされ、0-100km/h加速を6.0秒で完遂し、1,000mの距離を25.4秒で駆けぬける。

シャシーは従来どおり、スポーツ走行のために最適化された「シャシーカップ」を採用。また電子制御デバイスの「R.S.ダイナミックマネジメント」は、ESP(横滑り防止装置)とASR(トラクションコントロール)を一括制御し、ドライバーは通常走行に適した「ノーマルモード」、EPSとASRの制御を弱めに設定し、なおかつアクセル開度にたいするレスポンスを鋭くする「スポーツモード」が選択できる。さらに電子制御を完全に切る「オフモード」も存在。このオフモードは一般公道以外での使用が推奨されている。

ちなみにノーマルモードでは最高出力と最大トルクはそれぞれ250psと340Nmにおさえられ、アイドリングも750rpm前後に設定される。スポーツモードとオフモードでは本来の最高出力の270psと最大トルク360Nmを発揮し、アイドリングが1,025rpm前後に設定される。

また、ほかにも0-100km/h加速タイムや、0-400mタイムなど、さまざまなデータを表示できる「R.S.モニター」や、吸気システムより取り入れたエンジン音をドライバーに伝える音響装置「サウンドパイプ」など、従来モデルにも搭載されていたシステムはニューモデルでも引きつづき採用される。価格は385万円だ。

ニュルブルクリンク FF市販車世界最速モデルが登場|Renault

ニュルブルクリンク FF市販車世界最速モデルが登場|Renault

特別仕様の「トロフィー」も限定発売!

今回のモデルの発売を記念して、通常のルノー・スポールモデルとは別に、限定車「メガーヌR.S.トロフィ」も日本で発売された。

通常モデルとくらべてエンジンやサスペンションに変更はなく、スペックもおなじだが、ニュルブルクリンクのタイムアタックに使用されたのとおなじ、19インチホイールと、ブリジストン製の「ポテンザRE050A」タイヤが組み合わされ、また「トロフィー」専用ロゴとシリアルプレートを装着する。

こちらは限定30台で、価格は408万円だ。

spec

Renault Megane Renault Sport|ルノー メガーヌ ルノー・スポール
ボディサイズ|全長4,320×全幅1,850×全高1,435mm
ホイールベース|2,640mm
トレッド 前/後|1,590/1,545mm
車両重量|1,430kg
エンジン|2リッター直列4気筒DOHC 16バルブ ターボチャージャー
圧縮比|8.6
最高出力|195kW(265ps)/5,500rpm
最大トルク|360Nm(36.5kgm)/3,000rpm
0-100km加速|6.0秒
最高速度|234km/h
トランスミッション|6段マニュアル
駆動方式|FF
ブレーキ|前/後 ベンチレーティッドスリットディスク/スリットディスク
タイヤサイズ|235/40ZR18
10・15モード燃費|11.2km/ℓ
価格|385万円

           
Photo Gallery