アストンマーティン、レッドブル・レーシングとコラボレーションしたハイパーカーを発表|Aston Martin
Aston Martin AM-RB 001|アストンマーティン AM-RB 001
公道走行可能なバージョンも用意されるAM-RB 001
アストンマーティンとレッドブル・レーシングのテクニカル・パートナーシップから誕生したハイパーカー「AM-RM 001」が発表された。
Text by WASEDA Kosaku
パワーウェイトレシオは1.0kg/psを達成
アストンマーティンは、2010年に発表したスーパーカー「One-77」に続くスーパーカーとしてコードネーム「AM-RM001」の開発を明らかにした。
このAM-RM001は、アストンマーティンとレッドブル・レーシングがテクニカル パートナーシップを結び開発が進められている。パワーソースには新開発された高回転型V型12気筒自然吸気エンジンをミッドに搭載。最高出力、最大トルクなど車両の詳細スペックは明らかにされていないものの、カーボンファイバー構造の軽量ボディと組み合わせ、パワー ウェイト レシオは1.0kg/psを実現するという。
高い性能をもつモデルでありながらも、公道走行が可能なこともポイント。ドライバーとパッセンジャーのために十分なスペースを確保し、効率とパッケージングにも気を配ったとアストンマーティンは説明する。より激しいドライビングを求めるユーザーのために、LMP1ル・マン スポーツ プロトタイプ仕様に沿った、サーキット専用のバージョンも用意される。
レッドブル・レーシングのチーフ テクニカル オフィサーであるエイドリア・ニューウェイ氏は、「美しく、早く、快適なGTカーを製作するというアストンマーティンの能力は、今回のプロジェクトに大きなメリットをもたらします。私は常に、AM-RB 001はサーキットで究極のパフォーマンスを発揮する能力を持った、公道走行可能なロードカーであるべきだと信じてきました。扱いやすく快適でありながらも、途方もないパフォーマンスを発揮するテクノロジー。これこそが、私がこのクルマに求めた秘密の鍵なのです」と語る。
AM-RB 001のエンジニアリング面はアストンマーティンのビスポーク部門であるQ by Aston Martin Advancedとレッドブル アドバンスド テクノロジーズが共同で担当。製造はOne-77と同じく、ゲイドン工場でおこなわれ、プロトタイプと25台のサーキットバージョンを含め、全部で99-150台が予定されているという。納車は2018年から開始予定だ。