「S 550 e long」が、よりPHVを強調するデザインに|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S 550 e long|メルセデス・ベンツ S 550 eロング
「S 550 e long」の装備内容を一部変更
メルセデス・ベンツはフラッグシップサルーン「Sクラス」のプラグインハイブリッドモデル「S 550 e long」の装備を一部変更し、2016年5月17日から発売した。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
ブルーアクセントをまとうSクラス
「S 550 e long」はメルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」のラインナップのなかでも3.0リッターV6 BlueDIRECT(ブルーダイレクト)ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせた、プラグインハイブリッドモデルだ。
現行のSクラスでは、カメラやミリ波レーダーを装備し、そこから得られたデータを解析することで、先行車両、対向車、歩行者などを検出。状況を判断し、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動車運転」を実現しているが、S 550 e longではこの機能を予防安全だけでなく、環境性能の向上にも活用。周囲の状況にあわせ、回生の強弱や作動時間を調節する「インテリジェントプラグインハイブリッド」を搭載している。
これは、EVモードで走行している際、これ以上アクセル踏むとエンジンも使用しなければならない場合に、アクセルペダルの抵抗を増すことで、ドライバーにエコな走行を促す「プレッシャポイント機能」や、不要な加速操作をともなうドライビングを検知した場合にアクセルペダルに2回のノックパルスを発生させる「ダブルパルス機能」が備わる。
今回の一部変更では、エクステリアに欧州でエコを想起させる“ブルー”のアクセントを取り入れた。ヘッドライトレンズをブルーリングで縁どり、フロント ブレーキキャリパーにブルーペイントを施すことで、プラグイン ハイブリッドというアイデンティティを明確にする。
また、フロントフェンダーの左右に“PLUG-IN HYBRID”エンブレムを装着。環境性能の高さを控えめに表現している。
新しいS 550 e longは右ハンドルのみが用意され、価格は1,638万円となる。
Mercedes-Benz S 550 e long|メルセデス・ベンツ S 550 eロング
ボディサイズ|全長 5,250× 全幅 1,900× 全高 1,495 mm
ホイールベース| 3.165mmトレッド前/後|1,630 / 1,635 mm
車両重量|2,330 kg
エンジン|V型6気筒DOHCツインターボチャージャー付
排気量|2,996 cc
最高出力| 245kW(333ps)/5,250-6,000rpm
最大トルク|480Nm(48.9kgm)/ 1,600~4,000rpm
モーター|交流同期電動機
モーター出力|85kW(115ps)
モータートルク|350Nm(35.7kg)
トランスミッション|電子制御7段AT
駆動方式|FR
ハンドル位置|右
価格|1,638万円
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