THE STYLE MODE EDITION Pre Spring 2016|HANKYU MEN’S
HANKYU MEN’S|阪急メンズ
2016プレスプリングに見る、最新のトレンド
THE STYLE MODE EDITION Pre Spring 2016
エフォートレス、ノームコアといったトレンドもひと段落。2016年のプレSSシーズンはリラックス感がありながらも、スポーティで軽快なスタイルが各ブランドから提案されている。いますぐ使えるアイテムから、次なるモードシーンを彩るアイテムまで幅広く揃った、阪急メンズの新作コレクションをチェックしてほしい。
Photograph by TOTODA Tetsuya(Soft Machine)Styling by TOSHIHIRO Oku(A.K.A.)Hair by TAKESHI(Eight Peace)Art Direction by OTSUKA MasaoDirection by ITO Yuji
リラックス感のなかにモードなエッジを薫らせる
ここ数年で定着した感のある、プレコレクション。次なるシーズンのトレンドをチェックするだけでなく、いま買えばシーズン全体に渡って活躍してくれるアイテムも登場するなど、その重要性は確実にアップしている。今回、阪急メンズがテーマとしたのは、いまどきなリラックス感にわずかなエッジを効かせた“ソフト フィクション”というスタイルだ。
そのテーマを象徴するのが「ジョルジオ アルマーニ」のコーディネートだ。同ブランドのベストセラーファブリックを使ったライダース調のブルゾンは、ストレッチ性のあるメッシュ素材。実用性においてはリアリティのあるアイテムを“ソフト フィクション”というテーマに合致したスタイリングで着こなすことで、お洒落におけるさり気ない差別化が図れる。
いまどきに見せるポイントは“エッジの効かせ方”
2016SSプレコレクションのなかでも、エッジの効かせ方が巧みだったのは「メゾン マルジェラ」だろう。ウール×シルク混のスーツを素肌に着用し、リネンのコーティング加工を施したシングルのトレンチを羽織ったコーディネートは独創的かつ洒脱な雰囲気が漂う。足元はパイソンに見えるように刺繍で柄を演出したブーツで、こちらもクラフツマンシップを感じさせるクオリティとなっている。
一方で、カジュアルではエコレザーとエコスエードを使ったバイカージャケットを展開する「ニール バレット」のアイテムも注目したいところ。素材の選定だけではなく、シルエットやデザインのディテールなどに最旬なエッセンスを取り入れたアイテムで構成したコーディネートは、着るだけで確実にお洒落感がアップする汎用性の高さを誇る。
タイドアップスタイルのなかで、もっとも個性的だったのは「ブリオーニ」のスタイル。これまでクラシコ然としたスタイルが中心だったのに対し、新作では同ブランドの“セカンドスキン”という精神をスーツに宿した。ナローラペルの着丈の短いジャケットに、パンツはスリムテーパード。グッとモダンな印象に仕上がったスーツの胸元はピンホールカラーのシャツを合わせるセンスも秀逸だ。
また、春にニーズが高まる財布などのスモールレザーグッズ、バッグなども新作が揃っているので、ファッション好きならずとも、役に立つアイテムの情報が紹介されているので、ぜひともチェックしていただきたい。
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