CAR /
MOTOR SHOW
2014年12月15日
ジュネーブ現地リポート|Fiat
Fiat │フィアット
ジュネーブモーターショー現地リポート
大きくなって、かわいさそのまま
ジュネーブでお披露目されたフィアット500L。今回のモーターショーでは欧州で発売されることが発表されたが、使い勝手のよさそうなこのモデル。日本での発売を待つひとも少なくないだろう。
Text by SATO Takeshi
Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko
大きくなったフィアット500
いま、コンパクトカーを生産する自動車メーカーが羨ましくて仕方がないのがMINIブランドだ。小さいのに利幅は大きく、しかもつぎつぎとバリエーションが増えている。あぁ、ウチにもMINIみたいなクルマがあったらいいのに……。
だったらウチもやったれ、ということで登場したのがフィアット500だ。そして、バリエーションを増やすという戦略も追いかけた。それが、ジュネーブでお披露目されたフィアット500L。ノーマルのフィアット500より全長で約60cm、全高で約15cm拡大されたボディサイズは余裕たっぷり。MINIクロスオーバー(欧州でのMINIカントリーマン)にあたるモデルだ。ただし大きくなったけれどフィアット500らしいかわいらしさはしっかりと残った。このあたり、フィアットのデザイン部門はいい仕事をした。
エンジンは3種類で0.9リッターの2気筒、1.4リッターの4気筒、そして1.3リッター4気筒のディーゼル。とりあえず欧州で発売されることだけが発表されたが、日本でも使い勝手のよさそうなこのモデルを待つひとはいるはずだ。