SL63 AMGが登場|Mercedes-Benz
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2015年1月20日

SL63 AMGが登場|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ

SL63 AMGが登場

メルセデス・ベンツはスペインでのAMGペトロナスの新マシン「F1 W03」の発表とあわせて、「SL63 AMG」の新型を公開した。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

より軽く、より速く、そしてよりエコロジカルに

2012年デトロイトモーターショーに新型が登場したばかりのSLクラスに、早くもSL63 AMGが登場する。エンジンはCLクラスやSクラスにも導入された「M157」とよばれる5.5リッターV8エンジン。直噴システム、水冷インタークーラー付きのツインターボチャージャー、オルタネーターのインテリジェント制御技術などにより、高性能化と同時に、さらなる高効率化を達成したユニットだ。

今回のSL63 AMGでは標準仕様のモデルで最高出力395kW/5,500rpm、最大トルク800Nm/2,000-4,500rpmを、AMGパフォーマンスパックというオプションを設定した場合、415kW/5,500rpm、900Nm/2,250-3,750rpmを提供する。

さらにSLS AMG同様、ボディーシェルは全アルミニウム製となり、それだけで先代よりも110kgも軽量化している。サスペンションにもアルミニウムを多用しており、全体では先代比125kg減の1845kgの車重を実現。同時に剛性も高まっているという。

メルセデス・ベンツからSL63のAMG仕様が登場|Mercedes-Benz 01

0-100km/h加速は標準仕様で4.3秒。AMGパフォーマンスパックを設定すれば4.2秒。0-200km/h加速はそれぞれ12.9秒と12.6秒だ。CO2排出量は231g/kmで、先代の328g/kmとくらべると30パーセント程度少ない。走行モードでCモードをセレクトすれば、エンジンスタート・ストップ機能も作動する。最高速度はリミッターが250km/hで働くものの、AMGパフォーマンスパックであれば300km/h。

ブレーキは390×36mmのディスクをフロントに、360×26mmのディスクをリアに装着しているが、SLS AMGとおなじセラミックコンパウンドブレーキも用意される。チタニウムグレー、あるいはマットブラックの軽量ホイールにはフロントに255/35R-19、リアに285/30R-20のタイヤを履く。

メルセデス・ベンツからSL63のAMG仕様が登場|Mercedes-Benz 02

メルセデス・ベンツからSL63のAMG仕様が登場|Mercedes-Benz 03

特別仕様車も同時登場

外観は新型SLクラスとそれほど大きく変わってはいない。フロントバンパーのエアインテークが大きくなったのと、リアディフューザー、4つに分かれたエグゾーストが大きな特徴といったところ。

内装に目を向けると、シートは単色、あるいはツートーンのナッパレザースポーツシートで、バックレストにはAMGのロゴがつく。クロックはIWCのアナログクロックだ。

「エディション1」とよばれる特別仕様車も同時登場する。「エディション1」では、AMGパフォーマンスパックの内容にくわえ、マットブラックの軽量合金ホイール、赤あるいは白のデジーノレザーシート、黒のデジーノレザーのヘッドライナー、ハーマンカードンの7スピーカーオーディオシステム、ヘッドレスト部分で首元をあたためてくれる「エアスカーフ」ヒーター、さらに他のモデルではオプションで用意される「マジックスカイコントロール」とよばれる色合いがかわるグラスルーフが標準装備になる。

ドイツでの価格は、15万7,675ユーロから。AMGパフォーマンスパッケージは4,280ユーロプラス。エディション1は18万9,269.50ユーロだ。

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