次世代レクサスの象徴「LF-LC」をお披露目!|LEXUS
レクサス|LEXUS
2012年デトロイトモーターショー
次世代レクサスの象徴「LF-LC」をお披露目!
レクサスは、2012年1月9日に開幕した「北米国際オートショー2012」にて、次世代レクサスの象徴と謳われるハイブリッドコンセプトクーペ「LF-LC」をお披露目した。
Text by OSUMI Yusuke(OPENERS)
北米国際オートショーは格好のお披露目の舞台
今年で28回を数える北米国際オートショーに出展されたのは、昨年末から数度にわたってティーザーが発表されてきたコンセプトモデル「LF-LC」だ。LF-LCは、昨年4月のニューヨークオートショーに出展されたコンセプトセダン「LF-Gh」とおなじく、新世代のレクサスを象徴するモデルとして登場した。レクサスのフラッグシップモデル「LS」の初代が発表されたのも、今から23年前の同ショー。それゆえに、北米国際オートショーは“LF-LCのお披露目には格好の舞台”と、レクサスのゼネラルマネージャー マーク・テンプリン氏は語る。
白紙の状態から開発がスタートしたLF-LCがもつスタイリングは、エキサイティングかつエモーショナルなもの。 LF-Ghにつうずる楔形のフロントグリルや、ボディに沿って“L”字にデザインされたフロントとリアの鋭角なデイタイムランニングライト、彫刻的なリアフェイスなど、複雑なラインで構成されたダイナミックな意匠はLF-LCがもつ走りを強調している。大きく傾斜したフロントガラスは、スライディング可動式のパノラミックガラスルーフと組みあわさり、ドライバーに広大な視界を与える。
ドライバーに特化した豊富な機能
大胆な流線でまとめられたユニークなインテリアも印象的だ。キャビン全体はレザーで覆われ、美しい木目のウッドトリム、そこにアクセントとして金属による縁どりがくわわり、素材の質感だけでなく、全体でラグジュアリーさを演出している。
装備にかんしては、12.3インチという大型のLCDスクリーンをインストゥルメントパネル中央に備え、センターコンソールにはナビゲーション、オーディオ、室内温度などをコントロールするためのi Padを置くドックが用意される。さらにドアには、 窓、シート角度などを調整できる4インチのタッチパッドスクリーンも設置されている。
多層構造のシートは、レーシングカーのシートを彷彿させるスタイリッシュかつスポーティなもの。総じて、設えは豪華だが、ドライバーに特化した機能を充実させたのが特徴である。
ちなみに、パワートレインにかんしては、最新のハイブリッドシステムが搭載されるということ以外は明かされていない。
レクサスは、LF-LCとまもなく販売が開始される新「GS」クラスをもって、第3のフェーズに突入するという。第1フェーズでは、最高のクオリティ、価値を顧客に提供することに重点をおき、第2フェーズでは、製品バリエーションを拡充することで、高い売り上げ目標を掲げた。そして今回の第3フェーズでは、より自動車に乗る楽しみを与えるための製品を展開していくとしている。
レクサス曰く、この2012年内には全9車種のあたらしいモデルが発表される予定だという。レクサスのさらなる躍進の幕開けとなる1年になりそうだ。