Diary-T 108 しりあすまん
When the truth is found to be lies
And all the joy within you dies
Don't you want somebody to love ?
Don't you need somebody to love ?
Wouldn't you love somebody to love ?
You better find somebody to love, love
ジェーファーソン・エアプレイン 『あなただけを(Somebody To Love)』
うまい。まことに、うまい。音楽と映画の関係が絶妙だ。
映画『シリアスマン』を鑑賞した。
知恵と技術と財力と、そしてずば抜けた才能と。
クオリティって実に良い言葉だな。
たった一曲の音楽で映画の真をみせる。コーエン兄弟の素晴らしさに目を見張る。
派手さを押さえた手法でアメリカという国への視点がディープでシャープだ。
コーエン兄弟自身がユダヤ人だから描けた自虐的な世界? それにしてもユダヤ人の特異性はその存在を描くことがそそのまま知的コメディーになるとは、ある意味人類にとってはまことに恐ろしい民族にみえなくもない……なんだか難解な宗教によって動かされている人々、つまり全く私彼らのことを知らない。知らないことは誤解間違った先入観発生に繋がるからね。
で、映画には時代の今を歴史の今をリアルに伝える役割もある。
少なくとも私にはこの映画勉強になりました。分からないことも多いが……
そう特殊な人びとを描きながら、普遍的なテーマを引き出す知的センスに脱帽だ。
そう、人はすべてを失ったとき。それでも愛するひとを求めよ、と。
人類はまだ愛を諦めてない。と。
が、それが一番言いたかったことでないかも……
http://www.ddp-movie.jp/seriousman/index.html
そう、昨日の日曜日、ちょっと良い日だったよ。
懐かしい歌が聞こえてきた。
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