マツダ デミオ│MAZDA DEMIO 30km/ℓを記録した新型
CAR / NEWS
2015年2月26日

マツダ デミオ│MAZDA DEMIO 30km/ℓを記録した新型

マツダ デミオ│MAZDA DEMIO

スカイアクティブ搭載の新型を発売

マツダは、コンパクトカー「デミオ」に低燃費技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」搭載のグレードなどを設定するマイナーチェンジをおこない販売を開始した。

文=谷中朋美

高圧縮比エンジンという独自の技術で30km/ℓを実現

昨今、各社がハイブリッドや、ダウンサイジングなどを積極的に採用しているが、マツダは別のアプローチで低燃費とドライビングフィールの両立を提案している。

「SKYACTIV-G1.3」は、世界一の高圧縮比14.0を実現し、低燃費を可能にした直噴1.3リッターエンジン。SKYACTIV-G1.3は、最高出力62kW(84ps)/5,400rpm、最大トルク112Nm(11.4kgm)/4,000rpmを発揮しながら、10・15モードによる計測で30km/ℓという、ハイブリッドカー並の数値をたたき出している。

このたび、コンパクトハッチバック「デミオ」にもこのエンジンが採用され、新グレード「13-SKYACTIV」が登場した。さらに、アイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」も搭載し、燃費向上に寄与している。

Cd値0.29を記録!

ドライビングフィールにかんしては、エンジンとCVTを協調制御してトルクをコントロールする駆動力制御方式を採用し、少ないアクセル操作で意図した速度を出すことができる。さらにエンジンアンダーカバー、リアルーフスポイラーの装備などによって、クラストップレベルと謳われるCd値(空気抵抗指数)0.29を記録。安定した操縦を可能にしただけでなく、燃費向上にも一役買っている。

デミオには「SKYACTIV-G1.3」のほかにも、1.3リッターと1.5リッターのDOHCエンジンを用意。トランスミッションは、いずれも5段マニュアル、CVTから選択可能となっている。

マツダ デミオ│MAZDA DEMIO 30km/ℓを記録した新型|03

SKYACTIV-G 1.3エンジンに組み合わされるCVTトランスミッション。

マツダ デミオ│MAZDA DEMIO 30km/ℓを記録した新型|04

フロントには5ポイントグリルのファミリーフェイスをあらたに採用

エクステリアでは、最近の「アクセラ」やミニバン「プレマシー」などにも採用されているスポーティな5ポイントグリルのファミリーフェイスをあらたに採用。13-SKYACTIVには、ブルーメタリック塗装をほどこしたエンジンカバーやブルーリングつきヘッドランプ、専用リアバッジなど「透明感」や「ピュア」といったスカイアクティブの世界観を表現したデザインを用いているのも特徴だ。13-SKYACTIVの足もとには専用の14インチアルミホイールを装着。また1.5リッターモデルの「SPORT」グレードには、新デザインの16インチアルミホイールが使われている。

価格は、114万9000円からで、今回のトピックである13-SKYACTIVは140万円で販売されている。

マツダ デミオ 13-SKYACTIV│MAZDA DEMIO 13-スカイアクティブ
ボディサイズ│全長3,900×全幅1,695×全高1,475mm
ホイールベース│2,490mm
車輛重量|1,010kg
エンジン│1.3リッター水冷直列4気筒DOHC DISI
最高出力│62kW(84ps)/5,400rpm
最大トルク│112Nm(11.4kgm)/4,000rpm
10・15モード燃費│30.0km/ℓ
価格│140万円

           
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