AUDEMARS PIGUET|2011 S.I.H.H.速報! メカニズム、デザインともに充実の新型が誕生
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月26日

AUDEMARS PIGUET|2011 S.I.H.H.速報! メカニズム、デザインともに充実の新型が誕生

AUDEMARS PIGUET|オーデマ ピゲ

楕円型ケースの「ミレネリー」と丸型ケースの「ジュール・オーデマ」に
メカニズム、デザインともに充実の新型が誕生!

1875年の創業以来、ジュウ渓谷の時計メーカーのトップを走りつづける偉大な存在「オーデマ ピゲ」。今年発表されたのは、どれも時計好きには見逃せない、中身の充実した腕時計たちだ。

文=渋谷康人

“時計の谷”ジュウ渓谷を代表するメーカーの、革新的新作

スイス・ジュネーブからジュラ山脈を越え、フランスと国境を接するジュウ渓谷は“時計の谷”として世界中の時計愛好家の“憧れの地”である。16世紀から17世紀にかけて、フランスから信教の自由を求め逃れてジュネーブ移り住んだ時計職人たちから、スイスの時計産業ははじまった。そしてジュウ渓谷では18世紀ころから、深い雪に閉ざされる長い冬のあいだ、農民たちの副業として時計のムーブメントやパーツの製作がジュネーブの時計メーカーのために盛んにおこなわれるようになる。やがて彼らのなかから、今も歴史に名を残す優れた時計職人がぞくぞくと登場し、彼らの手で今日までつづく老舗時計メーカーがいくつも誕生する。

「オーデマ ピゲ」は1875年の創業以来、そんなジュウ渓谷の時計メーカーのトップを走りつづける偉大な存在だ。

懐中時計時代の当時も腕時計時代の今も、もっとも得意とするのは最高レベルの技術力が求められる複雑時計や超薄型時計。昔から新機構や新素材の開発にも非常に積極的で、多くの時計ブランドのように人手に渡ったり休眠したりすることなく、今日まで一族の手で一貫して運営され、複雑時計はもちろんのこと、スポーツウォッチやシンプルウォッチの分野でも、時計史に残る傑作時計を数多く世に送り出してきた。複雑時計は知らなくても、高級スポーツウォッチの元祖である「ロイヤル オーク」をご存じという方は多いだろう。

2011年は、アヴァンギャルドな楕円型ケースの「ミレネリー」と、クラシックな丸型ケースの「ジュール・オーデマ」に、メカニズム、デザインとも魅力的な新作がいくつも登場。また、世界的大人気の「ロイヤル オーク」にも新作や定番モデルの改良版が発表された。どれも時計好きには見逃せない、中身の充実した腕時計である。

AUDEMARS PIGUET|オーデマ ピゲ 01

ミレネリー4101
すべてをゼロから見直した、最新のムーブメントを搭載!

楕円型ケースに合わせて、歯車の1枚から新設計された新型機械式ムーブメント「キャリバー4101」を搭載したミレネリーのニュー・スタンダードモデル。開発にあたってはオーデマ ピゲが誇る最新の3次元設計技術を駆使し、ハイビート化(2万8800振動/時)や精密で安定したバランス調整を実現するジャイロマックステンプ、フィリップス・バランススプリング(ブレゲひげ)、22カラットゴールドローター、ローターの軸受けへのセラミックボールベアリングの採用など、基本設計の段階から精度と効率、耐久性が追求・実現されている点が特徴だ。同社が現在一般的に採用している機械式ムーブメントよりも、テンプの慣性モーメントは約2倍に、メンテナンスフリー期間も大幅に延ばすことに成功したという。

自動巻き、幅47×高さ42mmの楕円型SSケース、クロコダイルストラップ、シースルーバック、183万7500円、12月発売予定。

オーデマ ピゲ ジャパン
Tel. 03-6830-0000

           
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