東京の道を浮世絵で辿る。歴史ロマンあふれる「TOKYOガイドブック」が誕生

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江戸時代末期の浮世絵師、歌川広重最晩年の代表作「名所江戸百景」。

この作品で描かれた「大はしあたけの夕立」や「両国花火」などの有名作品を含む合計120点を、地域別にまとめた書籍「広重TOKYO 名所江戸百景」がこのほど発売された。

ガイド本と画集、両方の要素を兼ね備えた充実の一冊

本書は、著者である小池満紀子、池田芙美の2人が半年以上かけて作品が描かれた場所の現地取材を行い、全作品に現在の写真を掲載したユニークな企画。

作品と写真を比較することで、 東京にも「広重が見た景色」がまだ残っていることに気付くことができる。

一方で、広い空に高速道路やスカイツリーが現れたり、海として描かれた場所が住宅街になっていたりと、大きく様変わりした場所も多く、江戸から東京への変化も興味深い。

そして、描かれた場所は実際に足を運べるよう、全ての作品に地図がついている。

効率よく現地をまわれるように、地域ごとにわけて掲載したり、寺社や石碑など、近くに残る旧跡も紹介したりと、実用性も考えられた江戸名所めぐりに最適の一冊だ。

「広重TOKYO 名所江戸百景」
定価|2500円(税別)
ISBN:9784062205078
小池満紀子、 池田芙美 著

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