“泊まれる茶室” 新型カプセルホテル 「ホテル・ゼン・トーキョー」今春オープン

LOUNGE NEWS


“泊まれる茶室”をコンセプトにした、カプセルホテル「ホテル・ゼン・トーキョー」が、今春、日本橋人形町にオープンする。千利休が16世紀後半に生み出した茶室の傑作「待庵」を21世紀型に再解釈したという、和モダンな客室が特徴的だ。

各客室は天井高が2メートル以上あり、高級なシモンズ・ベッドを取り入れ、ミニマルな空間であるがゆったりと過ごすことができる。さらに、日本画を次世代へ引き継ぐ4名の日本人アーティストによる日本画の装飾は、上質な和文化を感じさせる。

全7フロア、計78の客室、価格は6000円~。

「ソマルタ」の廣川玉枝氏がルームウエアをデザイン。日本産にこだわったバーも同時オープン

こだわりを見せるのは客室だけではない。ルームウェアは、世界的ブランドSOMA DESIGNクリエイティブディレクター・デザイナーである廣川玉枝氏がデザインしている。着物にインスパイアされ作られたというルームウェアは、市中の山居である茶室空間の中、自然の風景を身に纏い、当ホテルのコンセプトである、『禅』の心を引き寄せるデザインとなっている。

ホテル開業と同時にバー・ラウンジTAIANが当ホテル地下1階にオープンする。ドリンクメニューはフランス・パリRestaurant TOYOの東京ミッドタウン日比谷店の総支配人兼シェフソムリエを務める成澤亨太氏が監修。

バー・ラウンジの正面は鉄の茶室のオブジェ設えられ、スタイリッシュに。今年春以降にはRestaurant TOYOと共に、期間限定のフードメニューをローンチ予定。ワインや日本酒とのマリアージュなど提供方法にもこだわる。

hotel zen tokyoを運営するSENは、早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、電通を経てハーバード大学建築大学院で極小空間を主軸に研究した建築家の各務太郎が2018年に創業。

今日、大都市化や消費文化が進む中、アンチテーゼとしてミニマリズムや禅の精神が世界中で人気を博すなか、SENは日本の禅の精神を極小空間の「茶室」を軸として、次の時代へアップデートし、日本文化の新たな解釈と、正しい普及、都市課題の解決を目指す。

本第一号店舗開業後は、今後10年間で、直営店・フランチャイズ含め国内外50店舗に拡大していく予定だ。

問い合わせ先

hotel zen tokyo

https://www.hotelzen.jp/ja/

LOUNGE

View More Articleもっと記事を見る