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“⺠衆のための建築”と呼ばれる作品を多く残した女性建築家Lina Bo Bardi(リナ・ボ・バルディ)。
今なお多くの人に愛される彼女の作品展が4月14日(金)から5月11日(木)の期間、岡山県岡山市の「CCCSCDgallery」で開催される。
イタリア・ローマに生まれ、第二次世界大戦を経て32歳でブラジルへ渡ったリナは、イタリア仕込みの合理的で繊細なモダニズム建築と、ブラジルの大らかで土着的なダイナミズムを融合させた独自の建築を確立。
伝統や潮流に逆らい、彼女は一貫して「人々に使われるための空間」であることを大切にし続けた。
「建築とは単なるユートピアではなく、みんなに成果をもたらすひとつの手段なのです。」という彼女の残した言葉は、これからの公共の場所づくりに対し、鋭くも期待を込めて響く。
本展は、ワタリウム美術館の協力のもと、岡山理科大学工学部建築学科弥田俊男研究室との共同開催。
4m四方の模型をはじめとする大型模型4点と、図面や写真等のパネル約30点が展示され、細部まで作り込まれた模型で、彼女の作品の魅力を忠実に再現している。
リナ・ボ・バルディ展
会場|CCCSCD by cifaka(岡山市北区石関町6−3)
会期|4月14日(金)~5月11日(木)
開場時間|平日 10:00~19:00 土日祝日 9:00~19:00