新コンセプトは“エレガンスと洗練”

「時計の歴史を２世紀早めた」と言われる伝説の時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲ。18世紀末から19世紀前半に活躍した彼の発明は、トゥールビヨンなどの複雑機構から、時計の美観を向上させる装飾にまで及んでいる。時計ブランドとしてのブレゲは、現在はスウォッチ グループに属し、この天才時計師の遺伝子を受け継いでいる。高級機械式時計の名門中の名門として広く知られている。

東京・銀座のニコラス・G・ハイエック センターにある、ブレゲ ブティック銀座は、日本の唯一のフラッグシップショップだ。そのブレゲ ブティック銀座が11月29日にリニューアル・オープンする。

新ブティックは面積を拡張し、ハイエック センターの3Fフロア全体を占めるようになる。広大な売り場は、スイスのブレゲ本社が監修し、“エレガンスと洗練”をテーマとした内装を施される。特にショーケースを囲むガラスウォールは、ブレゲその人が考案した代表的な文字盤の意匠である“クル・ド・パリ”と呼ばれる、パリの街路の石畳を思わせる細やかなギョシェ装飾が刻まれている。さらに、ブティック内には、手動旋盤など、時計製造の伝統を感じさせる機械類も常設。ブレゲというブランドのクラフツマンシップをうかがい知ることができる。

新たに併設するプライベートサロンは、ブレゲの時計を愛用したマリー・アントワネットが好んだプチ・トリアノン宮をモチーフにフェミニンなイメージの内装でまとめ、世界中のブレゲ ブティックでも唯一の空間となる。予約制で利用できるこの場は、ハイジュエリーウォッチとハイジュエリーを中心に展開し、カスタマーイベントなども行われる。

なお、リニューアルオープンの11月29日・30日にはイベントも予定されている。スイスの熟練職人による手彫りギョシェ装飾の実演、ナポリの職人によるカメオ装飾のデモンストレーション、さらに、リニューアルオープンを記念したユニークピース３本の展示および販売開始と、時計ファンなら見逃せない。

新しいブレゲの伝統と革新を体現した空間で、腕時計選びを堪能し尽くしたいものだ。

ブレゲ ブティック銀座

営業時間｜11:00～20:00、日曜・祝日11:00～19:00
定休日｜年末年始
住所｜東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G ・ハイエック センター ３階
Tel. 03-6254-7211
http://www.breguet.com/jp