パーペチュアルカレンダーに新たなアレンジを加えた「クラシック パーペチュアルカレンダー 7327」|BREGUET
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2023年5月19日

パーペチュアルカレンダーに新たなアレンジを加えた「クラシック パーペチュアルカレンダー 7327」|BREGUET

BREGUET|ブレゲ

2種類のゴールド製モデルが「クラシック」コレクションに追加

ブレゲから、パーペチュアルカレンダーに新たなアレンジを加えたゴールド製モデル2種類が登場。「クラシック」コレクションが拡充した。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

高い技術と美意識を詰め込んだ1本

メゾンの創設者であるアブラアン-ルイ・ブレゲは、1780年代に使用者の身体の動きに反応してローターが振動し、これによってゼンマイを自動的に巻き上げるペルペチュエルという機構を搭載する時計で高い評価を得た。多くのモデルはカレンダー機構を搭載し、ブレゲが初めてギヨシェ彫りのシルバー文字盤を製作したのもこの頃である。
各月の日数の違いや閏年を計算に入れ、カレンダーを正確に表示するパーペチュアルカレンダーは、まさにブレゲの高い技術を具現した精工な作りが魅力。そのため294個もの部品が使われている。
凝った作りでありながらも、軽く着け心地の良さを実現している点も本モデルの特筆すべきポイントだ。それを実現しているのはカレンダー機構を加えたキャリバー502。厚さがわずか4.5mmのキャリバー502.3.Pは、ブレゲでは最も薄いムーブメントのひとつだ。
蓋のない香箱は、薄さに役立つ一方で、安定した動力と十分なパワーリザーブを蓄える。ゴールド製ローターは、ムーブメントのメインプレートの中で最大のスペースを占めるようにオフセンター配置され、厚みが最少になるように組み込まれている。
ロジウムメッキ仕上げの自動巻ムーブメントは、テンプ振動数3Hzで、45時間のパワーリザーブが備わる。また、ひらひげゼンマイとインバーテッド・ストレートライン脱進機のホーンにシリコンが使われている。シリコン素材には、腐食や損耗への耐性に加え、磁場の影響を受けないなど、数多くの優れた性質があり、腕時計としての機能性向上につながっている。
それらを納めているのは、ゴールド製の上品さ溢れるケース。サファイア・ケースバックからは、装飾が施されたムーブメントを鑑賞することができる。ゴールド製ローターに手作業のギヨシェ彫りで施されたサーキュラー・バーリーコーン(グレンドルジュ)模様、ブリッジを飾るコート・ド・ジュネーブ模様、その他さまざまな部品に装飾が施されており、メゾンのクラフツマンシップを存分に感じられるポイントだ。
またダイヤルには、装飾としてクル・ド・パリのホブネイル模様が配されている。1時と2時の間に置かれたムーンフェイズのデザインは、リアル感を演出するように考案され、月のモチーフは表面をハンマーで叩く手仕事によって仕上げられている。夜空を彩るブルーのラッカーにスパンコールを混合し、時計の角度によって星の煌めきが微妙に現れる仕掛けが施された。
曜日、日付、4年の閏年周期の各表示は、ダイヤル下方にバランス配置。12か月の表示は、10時から12時に展開する弧に沿って反復するレトログラード針によって表示する。時と分の表示には、ブルースティールの伝統的なブレゲ針。創業者が生み出したBreguetのシークレットサインも、11時と12時の間および12時と1時の間に刻まれている。
ケースは18Kホワイトゴールドとローズゴールドの2種類。ホワイトゴールドにはミッドナイトブルー、ローズゴールドにはミステリアスブラウンのアリゲーターレザーストラップが組み合わせられる。
長い間メゾンが継承・進化させてきたパーペチュアル機能。2004年にかつての創作から想を得て、それを腕時計にアレンジした「クラシック パーペチュアルカレンダー 5327」が登場した。今回登場した2023年の新作では、「クラシック」ラインを特徴づける強力な個性を忠実に守りながらも、現代的でエレガントなディテールが加えられた、歴史と技術を結集させたモデルに仕上げられている。
クラシック パーペチュアルカレンダー 7327
ムーブメント|自動巻
パワーリザーブ| 45時間
キャリバー|502.3.P
ケース素材|ローズゴールドまたはホワイトゴールド
ケース径|39mm
ケース厚さ|9,13mm
防水性 (m) |3 bar (30 m)

価格|1157万2000円(税込)
問い合わせ先

ブレゲ ブティック銀座 
Tel.03-6254-7211

                      
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