スタイリッシュな大人のG-SHOCK「MT-G」がNYで発表|CASIO
CASIO|カシオ
メタルパーツの質感が美しい
G-SHOCK「MT-G」の新作がNYで発表
アメリカ東海岸時間9月8日、ニューヨークのフォーシーズンズレストランにて、全世界に向けたG-SHOCKの新製品発表会が開催された。世界各国から76ものメディアと業界関係者が詰めかけ、いま世界で注目されているブランドであることがうかがえる。ここで発表されたのが、年々欧米でのシェアを伸ばしているメタル製G-SHOCKのニューモデル、MT-Gだ。今回MT-GにはじめてGPS衛星電波と標準電波の両方を受信するハイブリッドG-SHOCKとなり、グローバルな活動をサポートする先進的なアナログウオッチとして期待されている。
Text by YAMAGUCHI Yuya(OFFICE PEROPAW)
MT-GにGPSハイブリッド電波ソーラーを初搭載
カシオが今回、G-SHOCKのニューモデルのプレゼンテーションを国内以外で世界に先駆けて開催したのは初の試み。同イベントには、G-SHOCK初号機開発者である伊部菊雄氏が駆けつけ、初代G-SHOCKや初のメタルモデルとなった初代MR-Gの開発秘話を英語で紹介。その奥深いヒストリーに、来場者はしきりに感心していた。
世界から注目を集めるなか、新商品のMTG-G1000Dを紹介したのは、現在カシオ・アメリカ会長兼CEOの伊東重典氏。実は入社以来、20年以上もG-SHOCKのマーケティングに関わる“功績者”である。機能やデザインの詳細については、世界初上映のビデオと北米時計事業副社長の解説があり、多くの来場者が新MT-Gのすばらしさに心酔していた。
また「レイヤーガード構造」を用い、耐衝撃構造がアップしたG-STEELも同時に発表された。メタル製を使用したG-SHOCK最高峰モデルMR-Gとともに、今後もジャパン・ブランドへの信頼につながっていくに違いない。
MT-Gならではのメタル×樹脂のボディにファインレジン採用
“メタルと樹脂の融合”をテーマに、 1999年に完成したMT-G。異素材の組み合わせによって耐衝撃性能を高め、造形美にこだわったスタイリッシュなデザインをシリーズの持ち味としてきた。新作のMTG-G1000Dもその機能美を継承。メタルの質感と樹脂の軽量で快適な着け心地をそのままに、モジュールを保護するパーツに板バネの役割を果たす「ファインレジン」を緩衝材として新採用し、正面からの衝撃に対応した構造となっている。さらにステンレス製のケースにはザラツ研磨を施して繊細さをアピール。風防には高硬度のサファイアクリスタルを採用するなど、美しさとタフネスを兼ね備えている。
世界で活躍するビジネスマンの味方となるGPS衛星電波受信機能を搭載
「Global Time Sync」を開発コンセプトに掲げるカシオは昨年、GPS衛星電波&標準電波を受信できるハイブリッド・モジュールの開発に世界で初めて成功。先行してG-SHOCK GPW-1000に搭載し、すでに人気獲得と実績を積んでいる。世界中どこでも現在地の時刻に簡単に合わせられる高機能は、考えてみれば都会派スタイルのMT-Gに投入することは必然的であった。さらに利便性を追求して、6時側のインダイヤルに時計回り・反時計回りともに運針速度の速い「デュアルコイルモーター」を採用。ワールドタイムを使う際、素早く快適な時刻合わせが可能になった。しかもホームタイムと他国時間の表示入れ替えは、2時位置のプッシュボタンを押すだけというシンプルさ。もちろん電池交換の手間を軽減させるタフソーラーも搭載する。
G-SHOCK MT-G
ケース|ステンレススチール&樹脂
直径|58.8mm
厚さ|16.9mm
ムーブメント|クォーツ
機能|トリプルGレジスト(耐衝撃構造・耐遠心重力性能・耐振動構造)、タフソーラー(ソーラー充電システム/パワーセービング付き)、GPS受信、マルチバンド6(世界6局=日本2局・中国・アメリカ・イギリス・ドイツに対応した標準電波受信)、ワールドタイム(世界27都市/40タイムゾーン+UTC、サマータイム自動設定、ホームタイムの都市入れ替え)、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、日付・曜日表示、フルオートカレンダー、LEDライト(スーパーイルミネーター/残照付き)、針位置自動補正、機内モード
ブレスレット|ステンレススチール&樹脂
防水|20気圧
発売日|9月18日
価格|16万円(税抜)
コアガード構造×トリプルGレジストを備えるMT-Gに、GPSハイブリッド電波ソーラーを搭載。新開発のデュアルコイルモーターの採用により、ワールドタイム機能が操作しやすい仕様にアップグレードされた。メタルと樹脂を融合させたボディが、独創的なデザインとタフネスを実現。山形カシオで製造から組み立てまで一貫して行う「プレミアム・プロダクション・ライン」。