OMEGA|BASEL 2010
OMEGA|オメガ
オメガとは、“究極”を意味するギリシャ文字の「Ω」のブランドロゴのもと、伝統と技術力で1848年の創業から現在まで、スイスの時計業界を牽引してきた名門。今年のバーゼルフェアでも、その地位にふさわしい充実した新作を披露した。
文=渋谷康人
今年のオメガの新作は、昨年に引きつづき充実。「コンステレーション」「スピードマスター」「シーマスター」「デ・ビル」各ラインから、魅力的なモデルが登場した。
今年のおおきなトピックは「シーマスター アクアテラXXL」のケース素材「オレンジゴールド」に象徴される新素材など、特別な素材の採用。たとえば「スピードマスター プロフェッショナル」では、限定モデルとして「メテオライト(隕石)」を文字盤に使った製品が、また、キラキラと輝き宝飾モデルなどにも使われる半貴石「アヴェンチュリン」を文字盤に使った製品も発表されている。
一方、素材が特別というわけではないが、おなじ「スピードマスター」のレディスクロノグラフでも、従来はプリントされていた文字盤のインデックスが植字加工したものになるなど、さまざまなモデルでディテールのスペックアップがはかられている点も、今年のおおきな魅力だ。
耐久性にすぐれた次世代メカニズム「コーアクシャル脱進機」を採用するなど、つねに時計業界をリードするオメガの、ディテールへの良心的なこだわり。ほかにはないこの姿勢をオメガは今年も見せてくれた。
Speedmaster Professional Apollo-Soyuz “35th Anniversary”
スピードマスター・プロフェッショナル アポロ・ソユーズ 35 周年記念限定モデル
「スピードマスター・プロフェッショナル」は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の過酷なテストをパスして1965年にアメリカの宇宙計画の制式装備として採用され、1969年7月20日にアポロ11号の2人のクルーとともに月面に一歩を記し「ムーン・ウォッチ(月に行った腕時計)」となった。現役の宇宙飛行士たちに愛用されるこの歴史的な名品の限定モデルが、バーゼルフェアでは毎年コレクター向けに発売されている。
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Seamaster Aqua Terra XXL
シーマスター・アクアテラ XXL
オメガの現行腕時計のなかではもっとも大型の部類に入る直径49.2mmという堂々たるケースサイズ、シースルーバックのケース裏から眺めることのできる本来は懐中時計用の大型ムーブメント、機械式時計の黄金時代の文法を継承するシンプルで懐かしい文字盤デザインなど、「シーマスター・アクアテラ」のラージサイズモデルは時計愛好家から圧倒的な支持を受けてきた。
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De Ville Hour Vision
デ・ビル アワービジョン
「デ・ビル アワービジョン」は、「アワー(時)」の「ビジョン(姿)」という名前を具現するように、時の姿ならぬコーアクシャル脱進機搭載の新世代自動巻きムーブメントが時を刻むようすが、ケースバックにくわえケースサイドの窓からの楽しめる時計だ。
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スウォッチ グループ ジャパン オメガお客様センター
Tel. 03-5952-4400