“宇宙へ行った初めてのオメガ”が復活|OMEGA
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2024年10月24日

“宇宙へ行った初めてのオメガ”が復活|OMEGA

OMEGA|オメガ

オメガの中でも特にアイコニックで人気の高いタイムピース「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」が現代の技術によって復活。オメガと宇宙の深い関係を表したモデルに仕上げられている。

Text by WASEDA Kosaku

現代の技術でアップデートされた伝説的モデル

1959年に発表されたモデルCK 2998は、スピードマスターの第2世代を象徴するモデルとして登場し、細いアルファ針、シンメトリーなケース、ダークカラーのベゼルを特徴としており、1957年に登場した第1世代とは異なる趣を持っていた。このCK 2998に魅入ったひとりが、NASAの宇宙飛行士、ウォルター・“ウォーリー”・シラーだった。
彼はこのモデルを個人用の時計として購入し、1962年10月3日に開始されたマーキュリー計画のシグマ7ミッションで着用した。その瞬間、CK 2998は「宇宙に行った初めてのオメガ」となり、オメガの宇宙探査の伝統がスタートしたのだ。以来、CK 2998は時計愛好家、スピードマスターファンの間で高い人気を誇っている。
この度登場した「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」は、1959年の第2世代スタイルを踏襲し、シンメトリーなポリッシュ&ブラッシュ仕上げの39.70mmのステンレススティール製ケースを採用している。ベゼルリングはブラックアルミニウム製で、スピードマスターには欠かせないタキメータースケールが記されている。もちろん、初期のスピードマスターを象徴する「ドットオーバー90」を備えていることも特筆すべきポイントだ。
新たなサファイアクリスタル風防はヘサライト風の形状を模しており、その下にはCVD加工によるグレーブルーのダイヤルがセットされている。このダイヤルは1960年代に製造されたCK 2998のトーンを再現したものであり、インデックスと時・分針にはヴィンテージのスーパールミノヴァが塗布されている。中央のクロノグラフ秒針は、転写されたマーキングとマッチするようにホワイトのニスで仕上げられている。
キャリバーは、コーアクシャル マスタークロノメーター キャリバー3861が搭載される。これはオリジナルモデルに搭載されていたキャリバー321の最新進化系であり、現代において最高水準の精度、性能、耐磁性を誇る大幅なアップグレードを実現している。
ダイアルとリューズにヴィンテージのオメガロゴがあしらわれており、本モデルが伝統に裏打ちされたスペックとストーリーを持つことを示している。さらにケースバックには、シーホースのメダリオンが施され、“SPEEDMASTER”、“THE FIRST OMEGA IN SPACE”、“OCTOBER 3, 1962”の文字が刻印されており、“宇宙に行った初めてのオメガ”、ファースト オメガ イン スペースの魅力を現代へ繋げるモデルであることが強調されている。
ブレスレットは3つのスタイルから選択可能。オメガが特許を持つコンフォートリリース調整システムを備えた“フラットリンク”のメタルブレスレット、またはバックル付きのブラックまたはブラウンのレザーストラップが選べる。どのモデルも、「LEGENDARY MOONWATCH」と題されたリーフレットが同封された特別仕様のボックスに収められる。
ロケットの技術進化など60年代と比べて飛躍的に進んだ宇宙への理解。ウオッチメイキングも同様に大きな進歩を遂げている。「ファースト オメガ イン スペース」は、人類がもつテクノロジーと前進する尊さをも表した1本だ。
スピードマスター ファースト オメガ イン スペース
ムーブメント|Cal. 3861/手巻、26 石、毎時 21,600 振動、パワーリザーブ 50 時間、マスター クロノメーター認定
ケース|ポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティール製
サイズ|直径39.70mm、厚さ 13.4mm
防水|50m
風防|ヘサライト風防のようなドーム型のサファイアクリスタル風防
価 格|<ブレスレットモデル> 121万円 <ストラップモデル> 各116万6,000 円
問い合わせ先

オメガ
Tel.0570-000087
https://www.omegawatches.jp/

                      
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