葛飾北斎の浮世絵をはじめ、傑作をケースバックに描いた世界初のレベルソ| Jaeger-LeCoultre
Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルト
ケースを裏返すと現れるサヴォアフェール。
稀代の芸術作品を秘めた「レベルソ・トリビュート・エナメル」
ジャガー・ルクルトは葛飾北斎の浮世絵をはじめ、ほかにも西洋の芸術作品をケースバックに描いた限定モデル「レベルソ・トリビュート・エナメル」を発表。ブランドの稀有なクラフトマンシップを注いだ3モデルを、それぞれ限定8本でリリースした。
Text by YANAKA Tomomi
わずか3㎠のスペースに、絵画の世界観を再現
エナメル装飾とエングレーブを施した、ジャガー・ルクルト初の試みとなるレベルソが登場した。
ベースとなるのは、ジャガー・ルクルトのアイコンであり、象徴的なアールデコ様式が目を引く「レベルソ・クラシック・スモール」。さらに、この限定モデルのためだけに特別に作られた18KWGケースは、額縁としての役割も担い、裏表が調和するよう製作されている。
ケースバックの芸術作品に選ばれたのは、葛飾北斎の浮世絵『神奈川沖浪裏』、点描画で有名なジョルジュ・スーラの『グランド・ジャット島の日曜日の午後』、そして中国の画家、徐悲鴻の水墨画から着想された2頭の馬の絵。浮世絵、点描画、水墨画という異なる技法と象徴的スタイルを取り入れながら、絵の世界観を高度なエナメル細密画で美しく描いている。
葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』では、この作品の命ともいえる躍動感のある波のうねりと飛び散る水しぶきを、3㎠のスペースに再現。ジョルジュ・スーラの『グランド・ジャット島の日曜日の午後』でも、点描画を描くため、独自の工具を製作するなど、長い時間をかけ具現化されたという。
一方、手作業により精緻なギョウシェが施されたダイアルは、半透明のグランフーエナメルで覆われ、1931年のレベルソ初代モデルから受け継いだアールデコ様式のコードなど、メゾンのアイデンティティを感じさせる表情を纏う。
ダイアルだけでなく、ケースを反転させたときに現れるケースバック側の絵画に対する驚きも含めたアートピース。いずれも8本ずつの限定モデルだ。