時を超えた永遠の美に迫る「カルティエ、時の結晶」開催|Cartier
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2019年11月13日

時を超えた永遠の美に迫る「カルティエ、時の結晶」開催|Cartier

Cartier|カルティエ

1970年代以降の作品にフォーカスした展覧会開催

東京・六本木の国立新美術館で、Cartier(カルティエ)の展覧会「カルティエ、時の結晶」が開催中だ。これまでに世界中の美術館で開催されてきた従来のアーカイブ展とは異なる、世界初のコンセプトの展覧会となる。

Text by ANDO Sara

新素材研究所(杉本博司+榊田倫之)が手掛ける斬新な構成にも注目

1847年にルイ=フランソワ・カルティエによってフランス・パリで創業した由緒あるジュエリーブランド「カルティエ」。20世紀初頭に3人の孫ルイ、ピエール、ジャックに引き継がれると、現代宝飾の基盤が築かれるとともに大発展を遂げた。そのコレクションは1989年以降、日本を含む世界各地の主要美術館において、主に歴史的な作品が取り上げられてきた。

今回の展覧会は「時の結晶」をテーマに、1970年代以降の約40年間に制作された現代作品に焦点を当てる世界初の試みだ。“時間”を軸に、「色と素材」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの章で構成。“時間”を自由に往来しながら素材に秘められた可能性を探求することで、色彩や線、フォルムなど、伝統を継承しつつも宝飾会に常に新しい風を吹き込み続けるカルティエの想像力に満ちた世界観を紹介する。

© N.M.R.L./ Hiroshi Sugimoto + Tomoyuki Sakakida
会場構成を手がけるのは、杉本博司と榊田倫之による新素材研究所。「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させる2人が、“時”を意識しながらつくり出した回遊する展示空間で、新たな鑑賞体験を提示する。

また、展示される作品の半数以上が世界中から厳選した、通常では公開されることのない個人所蔵の作品だという。普段は目に触れることのない作品をじっくり鑑賞することができる貴重な機会をお見逃しなく。
カルティエ、時の結晶
会期|開催中~12月16日(月)
会場|国立新美術館 企画展示室2E
住所|東京都港区六本木7-22-2
開館時間|10:00~18:00(毎週金・土~20:00まで。入場は閉館の30分前まで)
休館日|毎週火曜日
観覧料|一般 1600円、大学生 1200円、高校生 800円
※団体料金は200円引き(団体料金の適用は20名以上)
※中学生以下および障害者手帳を提示(付添1名含む)で入場料無料
展示作品数|約300点
会場構成|新素材研究所
問い合わせ先

ハローダイヤル
Tel. 03-5777-8600
https://Cartier2019.exhn.jp

                      
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