ジャガー・ルクルト、進化するクラシシズム|Jaeger-LeCoultre
Watch & Jewelry
2015年3月9日

ジャガー・ルクルト、進化するクラシシズム|Jaeger-LeCoultre

Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルト

真のマニュファクチュールブランドとして

ジャガー・ルクルト、進化するクラシシズム

時計との出会いは一期一会である。もしあなたが、ジャガー・ルクルトというブランドに今日はじめて出会ったのなら、それはきっと幸運な一日になるになることだろう――。1833年にスイスで誕生し、世界屈指のマニュファクチュールとして現代へ受け継がれた伝統と技術。それはいまなお進化を続け、多くの人々を魅了し続けている。今回は、そんなジャガー・ルクルトを代表するふたつのコレクション、「マスター・コントロール」と「ランデヴー」の新作をご紹介したい。

Text by FUKUTOME Ryouji

高度な技術力とプライドを持つ信頼の腕時計

ラウンドケースの正統派マスターシリーズは、腕時計の伝統を継承し、さらに進化を続けている。端正でエレガントなその造形は腕元に気品をくわえ、そこに内包された圧倒的な機能は、信頼という安心感をもたらしてくれる。ジャガー・ルクルトならでは信頼がそこにはある。

このマスターシリーズは、シンプルで普遍性のある伝統的なラウンドケースであるとともに、ジャガー・ルクルトの技術力の象徴ともいえるコレクションだ。複雑機構を搭載したモデルが多いのもそれを裏付ける特徴だが、ケースの裏蓋に記された“Master Control 1000 hours”の刻印にこそ、このモデルの本質、本当の凄さが表現されている。

これは、公的機関であるスイスクロノメーター検定協会(COSC)の精度テストよりも過酷な、独自の検査テスト「1,000時間コントロールテスト」に合格した証である。つまり精度、耐磁、耐衝撃、防水など、さまざまなテストを1,000時間にわたっておこない、それをクリアしたものだけが商品として店頭に並ぶということだ。それを自社でおこなっているところが、ジャガー・ルクルトの良心であり、高い技術力への矜持なのである。そんなシリーズから、今年も2つのモデルが発表された。

Master Calendar Meteorite|マスター・カレンダー・メテオライト

ケース|18KPG、またはSSケース
直径|39mm
厚さ|10.62mm
ムーブメント|自動巻き、Cal.866
パワーリザーブ|43時間
ストラップ|アリゲーターストラップ
機能|曜日、月、日付、ムーンフェイズ
予定価格(税抜)|262万5,000円(18KPG)、135万円(SS)
発売予定|10月(18KPG)、9月(SS)

Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルト

まずは「マスター・カレンダー・メテオライト」。ダイヤルに火星と木星の間にある小惑星帯から飛来し、スウェーデンで採取された“メテオライト=隕石”を使用した美しいモデルだ。メテオライトをプレート状にして模様を際立たせて、腕時計の中に小宇宙があるかのような演出がユニークだ。これによって、ムーンフェイズもより臨場感のあるものとなっている。そして、カレンダーを外周に置き視認性を高めるなど、相変わらず機能性にも十分配慮した作りとなっている。

Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルト

Master Control|マスター・コントロール

ケース|SS
直径|39mm
厚さ|8.8mm
ムーブメント|自動巻き、Cal.899
パワーリザーブ|38時間
ストラップ|アリゲーターストラップ
機能|時、分、秒、日付
予定価格(税抜)|71万円
発売予定|8月

もうひとつは、もはやジャガー・ルクルトを代表するシンプルな3針時計「マスター・コントロール」のブラックダイヤルモデルだ。搭載の自動巻きムーブメントは信頼性の高いキャリバー899。薄く繊細に作られた自社製だ。その厚さは3.3mm。これによってケース厚も8.8mmと薄く、装着感の心地よい腕時計となっている。変わらぬスタイルを保ちながら、あたらしいものを取り入れ進化させる。培われてきたジャガー・ルクルトの伝統が、今年もまた普遍性の高いモデルを生み出している。

ジャガー・ルクルト
0120-79-1833
http://www.jaeger-lecoultre.com

カタログをご希望の方は、下記アドレスからお申し込みいただけます。
https://secure.jaeger-lecoultre.com/JP/ja/order-catalog/

*2015年3月9日現在での予定価格です。記事公開後に価格が変更される可能性がございます。

Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルト

真のマニュファクチュールブランドとして

ジャガー・ルクルト、進化するクラシシズム(2)

美と技術が融合した女性のための万能腕時計

フランス語で“会う約束”を意味する名を冠した美しいコレクション、ランデヴー。アールデコ様式を取り入れ、それを見事に表現したスタイルは、華やかで知的。両立するのがとても難しいふたつの側面をしっかりと備えることで、あらゆるシーンに対応できる万能性を持ち合わせてもいるのが嬉しい。昼夜を問わず女性の腕元に寄り添えるパートナーとして、最適な腕時計といえるでしょう。そんなランデヴーも、誕生から3年が経過。今年は新作7モデルがくわわり、ますます目が離せないコレクションに。自分らしさを可憐に演出する時計選びを愉しんでみては。

Rendez-Vous Ivy Minute Repeater|ランデヴー・アイビー・ミニッツリピーター

ケース|18KWG
直径|39mm
厚さ|8.68mm
ムーブメント|自動巻き、Cal.942
パワーリザーブ|40時間
ストラップ|アリゲーターストラップ
機能|時、分、ミニッツリピーター
予定価格(税抜)|2,850万円
発売予定|8月

アイビーデコレーションをまとい、装飾が施された繊細なリーフで彩られた「ランデヴー・アイビー ミニッツリピーター」は、美しい音色を奏でる優雅なモデル。ランデヴーに共通する“美とマニュファクチュールの融合”が、腕時計を知的に、そして腕元をいっそう華やかに演出。ジャガー・ルクルトの魅力を39mmのケースに詰め込んだ、女性のためのマスターピースがここに。

Rendez-Vous Date|ランデヴー・デイト

ケース|18KPG
直径|37.5mm
厚さ|8.68mm
ムーブメント|自動巻き、Cal.899
パワーリザーブ|38時間
ストラップ|アリゲーターストラップ
機能|時、分、秒、デイト
予定価格(税抜)|200万円
発売予定|8月

もう1本は「ランデヴー・デイト」。ダイヤルにマザー・オブ・パールとダイヤモンドをあしらい、6時位置にはデイト表示を配置。シンプルな丸形のケースにアールデコのスタイルを表現したモデル。機能的にも、視覚的にも、多忙な現代女性にとても使いやすいモデルに仕上がっているのが嬉しい。

Rendez-Vous Night & Day|ランデヴー・ナイト&デイ

ケース|18KPG×SS
直径|34mm
厚さ|8.5mm
ムーブメント|自動巻き、Cal.898A
パワーリザーブ|40時間
ストラップ|18KPG×SSブレスレット
機能|時、分、秒、デイ&ナイト表示
予定価格(税抜)|187万5,000円
発売予定|9月

3本目は、人気モデル「ランデヴー・ナイト&デイ」のコンビ素材バージョン。34㎜という新サイズは視認性も大幅にアップ。29㎜サイズの前作同様、ダイヤモンドをあしらったベゼル、6時位置の太陽と月が描かれたデイ&ナイト表示が調和していてとてもシック。構成する要素は華やかでありながら、全体的に大人なエレガンスでより知的な雰囲気に。

ジャガー・ルクルト
0120-79-1833
http://www.jaeger-lecoultre.com

カタログをご希望の方は、下記アドレスからお申し込みいただけます。
https://secure.jaeger-lecoultre.com/JP/ja/order-catalog/

*2015年3月9日現在での予定価格です。記事公開後に価格が変更される可能性がございます。

Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルト

真のマニュファクチュールブランドとして

ジャガー・ルクルト、進化するクラシシズム(3)

珠玉の時計は、かくして創られる

時計王国といわれるスイスでも、自社でムーブメントの開発から製造までを一貫しておこなう“マニュファクチュール”と呼ばれるブランドは数少ない。それを実践するには、高い技術力と品質管理を必要とするからだ。ジャガー・ルクルトは、その希少なブランドのひとつ。継承されてきた技術が、珠玉の腕時計を生み出すのだ。最後の項では、その時計作りにかける情熱と神髄、そしてヒストリーに迫りたいとおもう。

200_19_jaeger_lecoultre

1833年に最初のアトリエを設立し、今日のジャガー・ルクルトの礎を築いたアントワーヌ・ルクルト

創業以来180年以上の歴史を持つジャガー・ルクルトは、これまでの長い歴史の中で1,000種類以上のキャリバーを製作し、300以上の特許を取得してきた。その実績は、数多あるスイスブランドのなかでも傑出している。その歩みはアントワーヌ・ルクルトが1833年にスイスのル・サンティエに時計工房を開設したことに始まる。ただ、彼は時計職人ではなくエンジニアだった。

しかし、そのエンジニアの技術が時計界に大きな衝撃を与えることになる。1844年に1,000分の1単位の測定が可能なマイクロメーターを製作するのである。この開発によって、時計の精度調整は飛躍的に向上していくことのなるのだ。

以降、高い技術力を活かし、1907年には厚さ1.38mmという世界最薄の懐中時計ムーブメントを製作するなど、世界的なムーブメント供給メーカーとして不動の地位を獲得するに至る。

もちろん、時計モデルにおいても着実に実績を積み上げていくのだが、1931年にジャガー・ルクルトにとってエポックメイキングとなる傑作腕時計が生み出される。

それが現在も代表的なコレクションとして人気の「レベルソ」である。誕生した30年代当時、貴族の間で盛んにおこなわれていたのがポロ競技。激しいぶつかり合いが伴う競技の特性上、腕時計をした場合、その衝撃からガラス面を守るための防御策が必要となる。

スイス・ジュウ渓谷に建つ、ジャガー・ルクルトの最初の社屋(1833年)

レベルソは、ケースを180度回転して収めるという画期的な機能を備えることで、その期待に見事にこたえたのである。そして、アール・デコの芸術的精神を反映したスタイルは、機能性という目的を充分に達成した上で、気品というさらなるエッセンスで満たしている。

1931年に誕生したジャガー・ルクルトの代表作「レベルソ」

これまでの長い歴史の中で1,000種類以上のキャリバーを製作し、300以上の特許を取得

また、現在レベルソと同様にブランドの顔となっているコレクションにマスターシリーズがある。精度、防水、温度差、耐磁、耐衝撃など、あらゆる検査を、1,000時間=6週間に渡っておこなうという、もっとも有名な検査基準、C.O.S.C.(スイス公式クロノメーター検査協会)をも凌駕した過酷な基準をクリアした信頼の腕時計だ。デザインも流行に左右されることのない普遍性を持ち、シンプルで視認性がいいのが特徴である。

これらの代表作が示すように、機能性とデザインを両立させた創造性こそが、ジャガー・ルクルトの時計づくりの真髄だ。ジャガー・ルクルトは、常に高いハードルを自らに課し、進化をしながら継承されてきたのである。

JLC_Panorama_Manufacture-Sept09

ジャガー・ルクルト
0120-79-1833
http://www.jaeger-lecoultre.com

カタログをご希望の方は、下記アドレスからお申し込みいただけます。
https://secure.jaeger-lecoultre.com/JP/ja/order-catalog/

           
Photo Gallery