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2021年12月2日
文化人も愛した湯治場で、お気に入りの一冊に没頭する|TRAVEL
TRAVEL|湯河原惣湯 Books and Retreat
森と湯と食と本がそろう「湯河原惣湯 Books and Retreat」
神奈川県・湯河原の万葉公園内に、「湯河原惣湯 Books and Retreat」が2021年8月31日(火)にオープンした。自然と温泉、そして本がある時間を楽しめる身も心も休ませることができる施設だ。
Photographs by YAMAMOTO Kohei|Text by KOBAYASHI Miki
「玄関テラス」「惣湯テラス」2つの施設がゲストを癒す
都心から約1時間半、神奈川県の西南端に位置し海と山に囲まれた湯河原町。「湯河原温泉」は、約1300年前には温泉が湧き出ていたとされ、「万葉集」にも詠われた歴史を持つ、古くから人々を癒してきた湯治場である。
温泉場の中心に位置する湯河原万葉公園は、美しい小さな渓流と多様な植物が生息する自然のままの公園で、そこには何百年も変わらない、自然と人の穏やかな営みが育んできた景色が広がっている。
その万葉公園内に、「湯河原惣湯 Books and Retreat」が2021年8月31日(火)にオープン。コーヒーと本を持ってのんびりするのもよし、川のせせらぎと樹々の香りに囲まれた露天風呂に入るのもよし。森を感じ、湯で緩み、食で満たされ、本に没頭できる、憩いの場所が生まれた。
公園の入り口にある「玄関テラス」は、1Fがテイクアウト専門のカフェ、2Fは無料のコワーキングスペース。カフェでは渓流沿いの様々なテラスで楽しめるテイクアウトメニューが充実。また、広いジャンルの本の貸し出しもしていて、公園内なら持ち出しも可能。コーヒーとスイーツを片手に散歩し、気に入った場所で本を開く…、なんていかがだろう。
日帰り温泉施設の「惣湯テラス」では、湯河原のやさしい湯(源泉かけ流し)を楽しめる露天風呂が2つ、季節に沿った美味しいお食事を提供するダイニング、蔵書から常時100冊以上を紹介するライブラリーを完備。窓の向こうに見えるのは木々だけの静かなラウンジで、思い思いのくつろぎタイムが楽しめる。
国木田独歩や夏目漱石、島崎藤村などの文人も多数訪れて、文学作品にも多く取り上げられた湯河原で、ときどき景色に目をやりながら楽しむ読書ざんまいは格別。都会の喧騒を離れ、疲れた体と心を存分に癒すために気軽に訪れてみては。
湯河原惣湯 Books & Retreat
- 所在地|神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566番地
- 電話|0465-43-7830(玄関テラス)
- 電話|0465-43-8105(惣湯テラス)
玄関テラス
- 営業時間 | 10:00 - 17:30
- 定休日 | 第2火曜
惣湯テラス
- 営業時間|土日祝とその前日10:00〜20:00、それ以外の平日 10:00〜18:00
- 定休日|毎週水曜日、第2火曜日
- 料金|
- 食事付5,500円(入館から5時間滞在)
- フリードリンク(アルコール含む一部ドリンクは2杯目から別料金)、スナック、館
- 内着、タオル付き
- ※食事付き利用で、湯河原の宿泊施設を利用されている方は、500円割引あり。
- 食事なし2,600円(入館から3時間滞在)
- フリードリンク(アルコール含む一部ドリンクは2杯目から別料金)、スナック、館
- 内着、タオル付き
- ※時間指定あり。土日祝とその前日は17:30以降、それ以外の平日は14:00以降に選択可
- ※別途、入湯税100円あり
- ※昼食オーダー 11:30~13:30/夕食オーダー 17:00~18:30
- 入場|中学生以上
- 設備|温泉(2か所) 、サウナ、ダイニング、ラウンジ、ライブラリー
問い合わせ先
湯河原惣湯 Books and Retreat
https://yugawarasoyu.jp/