サンゴの村で地球の未来を考える、サンゴの植え付け体験|サスティナブルオキナワ
LOUNGE / TRAVEL
2022年5月30日

サンゴの村で地球の未来を考える、サンゴの植え付け体験|サスティナブルオキナワ

LOUNGE|サスティナブルオキナワ

100年先まで残したい沖縄をつなぐ旅

2022年4月24日、沖縄県・恩納村にてサンゴの植え付け体験が開催された。主催はサスティナブルオキナワという、「沖縄を世界で1番サステナブルなリゾートに」をミッションに掲げ、沖縄のZ世代とともに、よりローカルなサステナビリティを実現するため直接的なアプローチを実行していくコミュニティ。「100年先まで残したい沖縄をつなぐ旅」というコンセプトのもと立ち上がったプロジェクトの一環で、沖縄の海の未来と、自分たちにできることは何かを考えるきっかけとなる体験だった。

Text by KOBAYASHI Rikako

失われつつあるサンゴと沖縄の美しい海。そのために私たちができること

今回は、サスティナブルオキナワが地元大学生と企画する「うちなー旅」で、県外から集まった参加者と一緒に、サンゴの植え付け体験を行なった。
“うちなー”とは、「地元が沖縄」の人を指す言葉。うちなー旅は、そんな沖縄で生まれ育った大学生が、「観光雑誌には載ってない、大学生の目線で発見した沖縄のローカルで良いところ」=“Local Good”を提案する旅である。
上地 一輝 / Kazuki Uechi
そんなうちなーの大学生が、サンゴの植え付け体験を企画したのには、沖縄が抱える海の現状を知ったのがきっかけだ。
沖縄で生まれ育った大学3年生のミクさんは、沖縄の海はいつも勇気とパワーをくれる存在で、とても綺麗だなと思っていた。そんな話をミクさんのおじいさまにしたところ、「今の沖縄の海も確かに綺麗だけど、昔は今よりももっと綺麗だった」という話をされたとのこと。そこでミクさんは、環境汚染や温暖化は年々進んでおり、このままでは沖縄の海の良さがどんどん失われてしまうのではないかと恐怖を感じた、と話してくれた。
上地 一輝 / Kazuki Uechi
また、沖縄の人にとって海は、入って遊ぶというよりも、仲間で集まって「観るもの」という意識が強い。海と近い距離でありながら、海の中に入ってその現状を見たことがない。だから実際に見て、自分たちが行動することで、50年先、100年先まで沖縄のいいところを残したい、そういう思いが今回の旅の企画につながった。
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