ワインの味をイメージしたコンピレーションCDブック「ボーペイサージュ・ラ・モンターニュ 2017」|MUSIC
BEAU PAYSAGE|ボーペイサージュ
吉本宏が選曲を担当
山梨県のワイナリー「ボーペイサージュ」が作るワインのテイストをイメージしたコンピレーションCDブック「ボーペイサージュ・ラ・モンターニュ 2017」が完成。温かみのある楽曲を吉本宏氏がセレクトした。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
音のイメージは“木の温もり”
「ボーペイサージュ」(フランス語で、美しい風景の意味)は、土地の表情をそのまま写したような繊細で滋味深い味わいのワインを山梨県で作る岡本英史氏のワイナリーだ。
そのメルロー種ワイン「TSUGANE la montagne」のテイストをイメージした楽曲を集めたコンピレーションCDブック「ボーペイサージュ・ラ・モンターニュ 2017」が完成。
選曲はbar buenos airesの吉本宏氏が担当した。音のイメージは“木の温もり”。チェロやギターなどの木製の弦楽器やクラリネットのような木管楽器のまろやかな音色がワインの味を表現する。
オランダのピアニスト、ルイス・ヴァン・ダイクによる自然賛歌のような優しいタッチのピアノとオーケストラで幕を開け、ペオ・アルフォンシのアコースティック・ギターによるパット・メセニーのカバー曲、追憶の調べを奏でる小瀬村晶の温かなソロ・ピアノなど「ワインを介して美しい音楽の風景を描く」をテーマに国内外の味わい深い楽曲を集めた。
20ページのミニブックには、情景写真とともに6篇のコラムが収められた。特に岡本氏自身が著した、1998年からはじまったメルロー種の栽培についての章は必読だ。
このCDは岡本英史氏が始めた「バタフライ・プロジェクト」の活動支援のためにつくられたもの。
これは、その食べ物が「誰が、どういう考えで、どのようにつくったのか」を誰でも簡単に分かるようにし「一人一人の価値観に合ったモノを選べる社会」を目指すための活動だ。
ボーペイサージュ・ラ・モンターニュ 2017
発売日|2016年11月27日
価格|3056円(税別)
レゾナンス・ミュージック
http://www.resonancemusic.jp/