21世紀を生きる高感度な人たちにラグジュアリーカードがふさわしい理由とは?|LUXURY CARD
LUXURY CARD|ラグジュアリーカード
サービス開始からわずか2年にして老舗富裕層向けカードと肩を並べる
ラグジュアリーカードがいまなぜ
日本の新富裕層にササッているのか?(1)
ラグジュアリーカードをあなたは知っていますか? 発行カードが金属製という斬新さと、これまでのプラチナカードにはない付帯サービスで、すでにネットやSNSでも頻繁に話題にのぼる存在。Mastercardの最高ランク「World Elite™ Mastercard®」が国内で唯一与えられていることからもラグジュアリーカードは間違いなく富裕層向けステータスカードなのですが、“お得感”で興味を引く、現在の主流プラチナカードとは一線を画しているようにも見えます。そのラグジュアリーカードの価値観とは、一体どこから生まれてきたものなのか。ラグジュアリーカード日本オフィスで経営業務本部長を務める岩瀬太郎氏に話をうかがいました。
Photographs by SUZUKI TakuyaText by TSUCHIDA Takashi
金属製カード、その質感はまさにプライスレス
――ラグジュアリーカードが発足した経緯を教えてください。
岩瀬 ラグジュアリーカードは、創業者スコット・ブラムが、2008年アメリカにて設立しました。米国有数のEコマース「Buy.com」(2010年に日本の楽天が買収)を立ち上げた彼が「自分で使いたいクレジットカードがない」と考え、自分で作ったというのが発足の経緯です。
――仮に富裕層向けカードで言えば、アメリカン・エキスプレスや、ダイナースがありますが、創業者はなぜ使いたいカードがない、欲しいカードがない、と感じられたのでしょう?
岩瀬 「他とは違う何か」を求める欲求を満たし、新しいライフスタイルをご提案できれば。これが発足の原動力だと思います。
実際、ラグジュアリーカードが登場するまでは、例えば「おふたりで食事に行くと、おひとり分が無料」「空港のラウンジが使用できる」など、クレジットカードのデファクトスタンダードが繰り返し、訴求されてきました。お客さまからのご要望もあるため、ラグジュアリーカードも同じサービスを提供しますが、それだけでは差別化にならない。“他の人と違う何かを持ちたい”という潜在ニーズに、答えるのがラグジュアリーカードです。
カードを金属製にしたのも、他とは違うこのカードを持つことを誇りに思い、その人の人生の一部をお支えするカードでありたい、という発想から生まれています。
――しかし、どうして金属製がいいのでしょうか?
岩瀬 実際に一度、金属製カードを手に持っていただくと実感いただけます。その重厚感を知ると、既存のプラスチック製カードがペラペラしているような、まるで子どものおもちゃのように感じるはず。本物を知る。本物を持つ喜びだと思います。
――他社のプレミアムカードも、金属製カードを出したと噂になってますね。
岩瀬 はい。これからもこの流れは拡大していくと思います。
ただしラグジュアリーカードは質感にこだわりを持っています。お客さまからも「より重厚感があって良いね」と、お声掛けいただいています。
――最近ではクレジットカードを出す機会が増え、他人の目からどう映るかというところも気になります。
岩瀬 そうですね。しかもカードは店舗スタッフに渡すものですから、その重量感も含めて他者にも伝わります。
また、このカードを持つことに誇りを感じていただけるようカードデザインにこだわっています。実際に、満足のいく仕上がりを実現させるまでに2年の歳月をかけました。カード製造に関わる46の特許を取得し、Mastercardロゴすべて1枚ずつ20分以上かけて削り出しています。刻印は専用機械による削り出しです。
――最上クラスのゴールドカードは、24金でコーティングしているそうですね。
岩瀬 はい。NASA御用達、あのオスカー像を製造しているファクトリーに依頼して、コーティングを施しています。
――オール金属化により、ICチップはどうしているのでしょうか?
岩瀬 ICチップはレアメタルのパラジウムを使い、日本で唯一、最新小型化チップを搭載しています。もちろんセキュリティ対策も万全です。
――パッケージもユニークですね。封筒ではなく、カードがボックスで届くなんて。
岩瀬 第一印象を大切に考えています。届いた瞬間から、サプライズを楽しんでいただければ。スコット自身、アップルやエルメスの、プレミアム感を保ちつつもシンプルさを追求しているところに非常に共感していて、カードをお届けするボックスからモバイルアプリまで、シンプルで使いやすいというフィロソフィーを貫いています。
Page02. 琴線に触れるようなコンシェルジュサービス
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日本の新富裕層にササッているのか?(2)
琴線に触れるようなコンシェルジュサービス
――「ほかとは違う何か」という点で、ラグジュアリーカードのサービス面はいかがでしょうか?
岩瀬 24時間電話、メール両対応のコンシェルジュサービスに自信を持っています。コンシェルジュサービスは、他のカードも付帯しているとお思いかもしれませんが、品質の差は歴然です。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスには、自動音声応答がありません。したがって、オペレーターにつながるまでに1分、2分とお待たせすることはありません。これはご多忙のお客さまに失礼がないようにとする私たちのこだわりです。
――コンシェルジュサービスそのものはアウトソーシングと思いますが、なぜラグジュアリーカードだけ特別なのでしょうか?
岩瀬 そのサービスに対しての情熱と信念だと思います。ラグジュアリーカードは、日本では2016年11月からサービスを開始しましたが、すでに競合他社のコンシェルジュサービスに比べて、クオリティの高さで高評価をいただいております。グローバル・コンシェルジュサービスのリピート率が世界平均約5割程度であるのに対し、日本国内では8割を超えていることが品質の高さを証明しています。
――それはサービスの使い勝手が良いからでしょうか?
岩瀬 その事実が示すのは、サービス開始当初からコンシェルジュマネージャーとともにサービス品質を高めていった結果と受け止めています。
我々が目指してるのは琴線に触れることと申しましょうか、言わばホスピタリティの部分なんです。
――私事ですが、実は最近、カード会社で嫌な思いをしたんです。あまりにタイムリーなので話させてください。じつは10年間、某カード会社のクラシックカードを
使い続けてきて、今夏いよいよゴールドカードに変更したんです。その手続きを電話で済ませ、オペレーターに「すべて完了しました」と言われたので安心していたら、数カ月後にそのゴールドカードが止まりました。慌ててカード会社に連絡したら、「支払いが滞っています」と。
クラシックカードの銀行引き落としの情報が引き継がれておらず、最初は振込が必要だったそうなんです。そのことは毎月の利用明細に記載されていたようですが、この夏から秋にかけて仕事がとても忙しく、開封していなかったんですね。カードを止める数日前に電話もいただいたそうですが、ちょうど海外出張で受けることができませんでした。手続き時に、電話口でひと言案内していただけたら良かったのに、それもなく。そのことを申し上げたら、逆に事務的な口調で、同じ説明を繰り返されました。
岩瀬 それは残念なご体験でしたね。ポイントは何かというと、たしかに、そのカード会社もやるべきことはやっているのでしょう。ただ、お客さまの立場になって考えたときに、それを言われてどう思うかっていうシミュレーションが足りないのだと思います。
――ええ、そうなんです。
岩瀬 トレーニング不足なのだと思います。そうしたケースがないようにするのが、我々の使命ですね。
Page03. ライフスタイルに寄り添う“使える”コンシェルジュを目指して
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ライフスタイルに寄り添う“使える”コンシェルジュを目指して
岩瀬 コンシェルジュサービスとは、ラグジュアリーカードが提供するスタンダードなサービスです。そのポイントは、お客さまが気持ち良く自分の時間をセーブしていただくためのものです。
具体例としますと、例えば近々に飲み会を企画しなくてはいけない、という時に、ご自身でネット検索するのもいいのですが、時間がないとキビシいですよね。しかも実際に席が空いているかどうかも電話して確かめなければいけない。我々のコンシェルジュは、そういう手間をすべて請け負います。
日時、場所、人数、予算、そのほかご希望条件をいただければ、当日空いているかどうかも調査したうえで、幾つか候補を提案します。そしてGOサインをいただければ、予約まで完了してご報告します。
――なるほど。でも、それこそ高級店ではなく“安くておいしい”的なお店の予約もしていただけるのですか?
岩瀬 予約可能なお店であれば、いたします。もちろん魔法が使えるわけではありませんから、できないこともあります。
ただしホテルのコンシェルジュは宿泊中しか対応してもらえませんが、当社の会員さまは、いつでもご利用いただけます。コンシェルジュには、日々の些細な相談から記念日のイベント提案、簡単な検索から難しい商品サーチなど、どんなものでも幅広くご相談いただけます。ラグジュアリーカード コンシェルジュは、お客さまの大切なお時間をセーブし、その多忙なライフスタイルを快適にできるようサポートする存在でありたいと考えております。
――それで、使い勝手の良さからリピート率8割となるわけですね。
岩瀬 はい。しかも電話以外に、メールでのお問い合わせも24時間可能です。また日本国内からアクセスされる方もいれば、海外からのご用命も実は多いですね。航空券の手配、ホテルの手配も可能です。また数名同時にプレゼントを贈りたいという場合でも、売り場に行かずして、ご自身がカード決済完了というところまで準備します。
――レストランの手配については、ほかにも提供サービスがありますね。
岩瀬 はい。ブラックカード会員さま、ゴールドカード会員さま向けの内容とはなりますが、提携レストラン約50店舗のなかからご予約いただいた場合、都内から東京23区内のレストランまで(※現在は関西でも同様のサービスを提供中)、テスラのモデルSでお送りします。またゴールドカード会員さまの場合はトヨタのセンチュリーにて、行き帰りどちらかをお選びいただけます。
このサービスの目的は、素晴らしいお食事を楽しまれるのなら、その道中もラグジュアリーであっていただきたいという思いからです。
――カルチャー面では、映画館や美術館と提携されているのですね。
岩瀬 枚数に限りはあるのですが、我々のデスクがご予約を代行させていただき、TOHOシネマズで毎月最大3回まで、映画を無料でご鑑賞いただけます。
――仮に月に1度、無料で映画を観たとして、年間で2万円以上じゃないですか。そう考えると、相当なバリューですね。
岩瀬 また美術館については、国立新美術館、東京国立近代美術館、国立西洋美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館と提携しており、所蔵作品展・企画展を会員さまと同伴者1名さままで無料でご鑑賞いただけます。
世界の優れたカルチャーを紹介する我々の季刊誌『LUXURY MAGAZINE』もお楽しみいただけます。
編集をアウトソーシングせず、本国の専門チームが自ら担当しています。
日本ではデジタルブック配信の形式にて、英語・日本語のバイリンガルでご覧いただけます。
――いずれも利用したいサービスです。他にはない新しさも感じます。
岩瀬 ラグジュアリーカードは、クレジットカード業界では後発組です。でも、だからこそできるサービスがあると思います。
「他とは違う何か」に共鳴いただける、多くの皆さまにラグジュアリーカードをお選びいただけていることは我々の誇りです。
――なるほど。21世紀のステータスカードとは、ハートの面が鍵を握りそうですね。あまたあるカードサービスのなかで、ラグジュアリーカードが生まれるべくして生まれた背景が分かった気がします。
ラグジュアリーカード