《静かな水(The River Thames, for Example）》（部分） 1999年 15点の額装された写真と文字のオフセット ・リトグラフィー／非塗工紙展示風景： 「ロニ・ ホーン」パイエラー財団（リーエン、スイス）2016-2017年 Courtesy of the artist and Hauser & Wirth Photo: Stefan Altenburger © Roni Horn
LOUNGE /
ART
2021年9月24日
日本初、アメリカ現代芸術を代表するアーティスト ロニ・ホーンの美術館個展「自然と孤独」｜ART
ART ｜ロニ・ホーン個展、水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる？
現代美術の最前線で活躍するアーティスト、ロニ・ホーンの大型企画展
ポーラ美術館で、現代美術の最前線で活躍するアメリカの女性アーティスト、ロニ・ホーンの国内美術館初個展「ロニ・ホーン：水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる？」が開催中だ。ポーラ美術館の2002年の開館以来、大型企画展としては初めて、同時代の作家を単独で取り上げている。
Text by KODAMA Tomoko
約40年間におよぶ作家の多様な軌跡を辿る、見応えたっぷりの作品たちがお目見え
ロニ・ホーンの個展「ロニ・ホーン：水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる？」がポーラ美術館にて開催中だ。
本展では、初期の作品から、代表作である写真シリーズ「あなたは天気 パート2」(2010-2011年)のほか、モティーフの繰り返しによって徐々に変化していくドローイング作品など、様々な作品を通じて「連続と差異」というロニ・ホーンの一貫した問題意識を浮き彫りにしている。
《ウェル・アンド・トウルー リー》2009-2010年 10点組、鋳放しのガラス、個人蔵展示風景： 「ウェル・アンド・トゥルーリー」ブレゲンツ美術館（ オーストリア）2010年 Photo: Stefan Altenburger © Roni Horn
また、高さ約3メートルの大型の平面作品や近年の代表作であるガラスを用いた立体作品9点なども展示。約40年におよぶ作家の軌跡を初期の作品から近年の作品を通じてダイナミックに辿ることができる。
ポーラ美術館が位置する古来の温泉地・箱根は、ロニ・ホーンが強いインスピレーションを受けてきたアイスランドとも共通する点が多い地域。本展では仙台原の豊かな森を臨む展示室に加えて、美術館屋外の森の遊歩道にも作品が展示されている。ロニ・ホーンが初期から一貫して「自然」をモティーフに作品を制作していることから、自然の中で彼女の作品を鑑賞できるのは貴重な体験だ。
今回、本展限定でBEAMS DESIGNプロデュースによる展覧会オリジナルグッズも販売中。ロニ・ホーンの作品や世界観を取り入れたオリジナルTシャツやトートバッグ、マグカップなどがポーラ美術館ミュージアムショップと公式オンラインショップから購入することができる。
個展でロニ・ホーンの世界にどっぷり浸った後は、この機会にしか手に入らない限定グッズもぜひ入手したい。
ロニ・ホーン
1955年生まれ、ニューヨーク在住。写真、彫刻、ドローイング、本など多彩なメディアでコンセプチュアルな作品を制作。1975年から今日まで継続して、人里離れた辺境の風景を求めてアイスランド中をくまなく旅してきた。この中で経験した「孤独」は、彼女の人生と作品に大きな影響を与えている。近年の主な古典は、ポンピドゥー・センター（パリ、2003年）、テート・モダン（ロンドン、2009年）、ホイットニー美術館（ニューヨーク、2016年、2020年）、グレンストーン美術館（ポトマック、アメリカ、2021年）などで開催。
1955年生まれ、ニューヨーク在住。写真、彫刻、ドローイング、本など多彩なメディアでコンセプチュアルな作品を制作。1975年から今日まで継続して、人里離れた辺境の風景を求めてアイスランド中をくまなく旅してきた。この中で経験した「孤独」は、彼女の人生と作品に大きな影響を与えている。近年の主な古典は、ポンピドゥー・センター（パリ、2003年）、テート・モダン（ロンドン、2009年）、ホイットニー美術館（ニューヨーク、2016年、2020年）、グレンストーン美術館（ポトマック、アメリカ、2021年）などで開催。
ロニ・ホーン：水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる？
会期｜2022年3月30日（水）まで 会期中無休
会場｜ポーラ美術館 展示室1、2 遊歩道
主催｜公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後援｜アメリカ大使館
協力｜Hauser & Wirth／ヤマト運輸株式会社
会期｜2022年3月30日（水）まで 会期中無休
会場｜ポーラ美術館 展示室1、2 遊歩道
主催｜公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後援｜アメリカ大使館
協力｜Hauser & Wirth／ヤマト運輸株式会社
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