過去、最大規模となる『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』開催|ART

左/横尾忠則《Wの惑星》2005年 作家蔵。中/横尾忠則《トイレットペーパーと女》2017年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)。右/横尾忠則《T+Y自画像》2018年 個人蔵。

LOUNGE / ART
2021年5月24日

過去、最大規模となる『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』開催|ART

ART|横尾忠則による総監修・構成でスケールアップ

『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』東京都現代美術館にて 2021 年 7 月 17 日(土)より開催

東京都現代美術館にて『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』展が、2021年7月 17日(土)~10月17日(日)まで開催される。絵画を中心にグラフィック作品を加えた豊富な出品作品によって、横尾忠則の生涯をたどりながら、現代を代表する美術家の60余年にわたる作品世界に迫る大規模展だ。総監修、構成に横尾忠則本人も参加し、2020年から2021年にかけて描かれた新作も初めて展示される。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

初期のグラフィック作品、「画家宣言」から、現在までの絵画作品を網羅した大規模展

1960 年代から常に第一線で活躍し、世界を魅了し続けてきたアート界のレジェンド、横尾忠則。その60年以上にわたる活動の全貌を目の当たりにできる展示『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』が、東京都現代美術館にて開催される。
横尾忠則《愛のアラベスク》2012年 作家蔵
本展は、愛知県美術館で開催され過去最大規模の横尾展として話題を呼んだ『GENKYO 横尾忠則』展を、横尾自身の総監修により構成を根本的に見直すとともに、新たに2020年から2021年にかけて描かれた新作を含めた200 点以上の作品を加え、計500点以上の作品が展示される。
横尾忠則は、すべての人間の魂のふるさとを「原郷」、そこから得られる豊かで奔放なイメージの世界を「幻境」と呼び、数多の独創的な絵画に描き出してきた。これまでの活動は、1960年代にグラフィック・デザイナー、イラストレーターとして脚光を浴びた後、1980年にニューヨーク近代美術館で大規模なピカソ展を見たことを契機に「画家宣言」を発表。以降、画家として本格的な活動を開始し、様々な手法と様式を駆使してスタイルの変遷を重ねながら、森羅万象あらゆるものをモチーフに、おびただしい絵画作品を生み出してきた。
横尾忠則《高い買物》2020年 作家蔵
そして、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの中、横尾は外出も来客も制限しながら、日々アトリエで絵画制作に没頭してきた。2020年から2021年にかけて制作された新作の数々は、大作ばかり20 点以上に及ぶ。横尾芸術のなかで、最大級の問題作とも言えるこれらの新作も本展にて初公開される。そして、2020 年 5月から横尾は自分の作品や写真を素材に、マスクをコラージュした『WITH CORONA』シリーズを Twitter とブログで発信。こうしたコロナ禍でのネガティブイメージをポジティブイメージに変換する試みも、撮影可能エリアにて展示される。
さらに、体感型展示「《滝》のインスタレーション」も行われる。横尾が滝の絵を描くために収集した絵はがきのコレクションは1万枚を超え、インスタレーションへと展開される。滝の絵はがきで天井・壁面を覆い尽くし、床の鏡面にも映り込むダイナミックな空間をぜひ体感してほしい。

『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』

  • 会期| 2021年7月17日(土)~10月17日(日)
  • 会場 |東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
  • 住所|東京都江東区三好 4-1-1
  • 休館日|月曜日(8月9日、9月20日は開館)、8月10日、9月21日
  • 時間|10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
  • 主催|公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、朝日新聞社、テレビ朝日、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
  • 特別協力|横尾忠則現代美術館、国立国際美術館
  • 協賛|凸版印刷
  • 企画監修|南 雄介(前愛知県美術館館長)
  • ※開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。
問い合わせ先

東京都現代美術館
Tel.050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00~20:00、年中無休)
https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/
https://www.mot-art-museum.jp/