AAF通信│近未来の都市緑化 国際アイデアコンペディション2013
LOUNGE / ART
2014年11月23日

AAF通信│近未来の都市緑化 国際アイデアコンペディション2013

AAF通信│近未来の都市緑化 国際アイデアコンペティション2013

30歳以下の若手提案者からアイデア募る

建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)が、このたび、30歳以下の若手提案者に向けた、自然と共生する近未来の街を考える、国際アイデアコンペティションを開催。

Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)

最優秀賞には賞金100万円
今回のコンペティションのテーマは、「近未来の都市緑化」。都市における自然との共生が唱えられるようになって以来、さまざまな手法が模索されてきた。しかし私たちが日常に利用する現在の都市は、周囲をビルの壁面に囲まれ、共生とはほど遠い状況といえる。コストやメンテナンス、技術的な問題などにくわえて、都市や環境、人に対してどのようにアプローチするべきか考えていく必要があるというのが、今回の出題内容。

近年、注目をあつめている壁面緑化は、環境再生における有効な方法のひとつだ。建物の壁面を緑で覆うことで、主に建物が溜め込む熱量を下げる省エネ効果が期待されている。そして次世代の提案として、都市のボリュームを担う建築に付帯させる手法や、オープンスペースやインダストリアルパーク(緑の多い工業団地)としての使い方があるのかもしれない。そして長年、おなじ手法でつづけてきた都市公園の今後のあり方を探ることもそうだが、路地や側溝など、いままであまり注目されてこなかった小さな部分にも、大きな可能性が秘められている。私たちが日常、疑問に感じている植物との距離を見つめなおし、自然と共生する近未来の街の提案を募りたい、と主催者はいう。

実在する都市に対する提案で、その都市の特徴のわかる情報を記載し、近未来に実現できる可能性があることが条件。また、応募資格として、2013年8月31日において30歳以下であること(グループで参加する場合は、メンバー全員が条件を満たすこと)。環境や建築、アートやデザイン、生物や植物等を学ぶ大学生以上の、学部生や院生を含む多くの若手提案者が対象だ。

 

近未来の都市緑化 国際アイデアコンペティション2013

提案条件|実在する都市に対する提案とし、その特徴のわかる情報を記載すること。近未来に実現できる可能性がある提案を求める。※大阪市内の敷地や場所、建築物を設定すること

応募資格|2013年8月31日おいて30歳以下であること(グループで参加する場合は、メンバー全員が条件を満たすこと)

1次審査 応募締切|2013年7月30日(火)23:59 必着

1次審査 結果発表|2013年8月10日(水)

2次公開審査|2013年8月31日(土)

会場|国立国際美術館 地下1階 講堂

大阪府大阪市北区中之島4-2-55 

審査員|涌井史郎(造園家)

森田俊作(大和リース株式会社 代表取締役社長)

平沼孝啓(建築家)

北川一成(アートディレクター)

稲田純一(ランドスケープアーキテクト)

赤池学(ユニバーサルデザイン総合研究所 所長)

賞金|最優秀賞1点(賞金100万円 賞状・記念品)

優秀賞2点(賞金各30万円 賞状・記念品)

奨励賞3点(賞金各10万円 賞状・記念品)

http://green.aaf.ac

           
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