県立美術館リニューアル記念「吉岡徳仁展 トルネード」開催|佐賀県立美術館
佐賀県立美術館
吉岡徳仁が追い求める“自然と人間の未来をかんがえる”展覧会
佐賀県立美術館リニューアル記念「吉岡徳仁展 トルネード」開催
佐賀県出身で、世界的にもっとも影響力のある日本人デザイナーのひとりとして、国内外で高く評価されている吉岡徳仁氏。佐賀県立美術館リニュ―アルを記念して、吉岡氏自ら監修した「吉岡徳仁展 トルネード」が2015年8月2日(日)まで開催されている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
九州で初の個展
イッセイミヤケをはじめ、スワロフスキー、カルティエ、エルメス、レクサスなどワールドブランドのプロジェクトデザインや空間演出を数多く手がける吉岡徳仁氏。イタリア・ミラノで開催された今年のミラノサローネでも、イタリアを代表するインテリアブランド、カルテル、グラスイタリア、モローゾから新作を発表している。
また、かずかずの作品が、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、ヴィトラ・デザインミュージアムなど世界の主要美術館で永久所蔵品に選ばれている。
今回の佐賀県立美術館での「吉岡徳仁展 トルネード」は、吉岡氏にとって九州で初の個展となる。
インスタレーション作品「TORNADO」に注目
あたらしくなった美術館の展示室を横断するように展示されているインスタレーション作品「TORNADO(トルネード)」は、200万本を超える透明のストローがまるで竜巻のように空間全体をおおい尽くして、自然と人間の関係性、そして未来をかんがえる特別な体験ができる。
そのほか、2001年に発表し世界の注目を浴びた紙の椅子「Honey-pop(ハニーポップ)」をはじめ、パリ・オルセー美術館にも常設展示されているガラスのベンチ「Water Block(ウォーターブロック)」、自然構造によって生み出された結晶の椅子「VENUS(ヴィーナス)」など吉岡氏の代表作を展示している。
佐賀県立美術館リニューアル記念「吉岡徳仁展 トルネード」
会期|8月2日(日)まで
開館時間|9:30~18:00
会場|佐賀県立美術館(2号展示室・3号展示室・4号展示室)
佐賀県佐賀市城内1-15-23
http://saga-museum.jp/museum/
吉岡徳仁デザイン事務所
www.tokujin.com
佐賀県立美術館
Tel. 0952-24-3947
http://saga-museum.jp/museum/