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ART
2015年4月23日
more trees×Herman Miller|アーティストらが「アーロンチェア」をカスタマイズ
more trees×Herman Miller│モア・トゥリーズ×ハーマンミラー
販売収益は東北関東大震災へ
アーティストらが「アーロンチェア」をカスタマイズ
Herman Miller(ハーマンミラー)のアイコン「アーロンチェア」をmore treesの活動に賛同するアーティストや建築家らがカスタマイズし、販売するというアートチャリティプロジェクトが始動した。収益金は、東北関東大震災の支援金として活用される。
文=谷中朋未
アートとデザインがフュージョンした社会貢献プロジェクト
東北、関東地方を中心に甚大な被害を受けた東北関東大震災。ハーマンミラーとmore treesによるアートとデザインの力をもちいた被災者支援のプロジェクトがはじまった。
アーロンチェアは1995年に誕生。人間工学に基づいた体に負担をかけないオーダーメイドのような座り心地と、革新的なデザインで多くのひとから支持を受けている。ワークチェアの代名詞のような存在で、「世界でもっとも快適なワーキングチェア」と称され、ニューヨーク近代美術館の永久展示品にも選定されている。
今回は、現代を代表するフラワーアーティストの東 信氏、現代美術家の鈴木康広氏、名和晃平氏、建築家の永山祐子氏、早野洋介氏の5人がアーロンチェアをカスタマイズ。実用性とデザイン、アートを融合した1点ものの作品を作り上げる。いずれも1点52万5000円で販売され、収益金はすべて東北関東大震災の復興に当てられる。
作品は、4月1日(金)~3日(日)に東京国際フォーラムで開かれる国内最大のアートの見本市「アートフェア東京2011」で発表。4月1日(金)~21日(木)にハーマンミラーストアで購入希望受け付けし、最終日に抽選で購入者が決まる。また、4月21日の抽選日にはハーマンミラーストアでトークイベントを開催する予定だ。
被災者の支援としても活かされるカスタマイズのアーロンチェア。どのような作品が発表されるかいまから期待される。