Divine of Creation|伊藤嶺花×中村貞裕(前編)―(1)
Lounge
2015年4月16日

Divine of Creation|伊藤嶺花×中村貞裕(前編)―(1)

さまざまなステージで活躍するクリエイターをゲストに迎え、スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんが、ひとが発するエネルギーを読み解くリーディングと複数の占星術を組み合わせ、クリエイターの創造力の源を鑑定。現世に直結する過去生や、秘められた可能性を解き明かし、普段は作品の陰に隠れがちでなかなか表に出ることのない、クリエイター“自身”の魅力に迫ります。

スピリチュアル対談 Vol.6|中村貞裕

伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像

「“楽しさ”という光の輪を、どこまでも大きく広げていく夢の仕掛け人」【前編(1)】

人並み外れたアンテナ、行動力、信念をもって
世の中にあるものを繋げていくマルチプレイヤー

第6回目のゲストは、トランジットジェネラルオフィス代表の中村貞裕氏。 人気カフェのプロデュースからホテルリノベーション、パーティケータリング、マンションのプロデュースや商業施設のブランディングまで話題の空間を幅広くクリエイトするマルチプレイヤー。2010年、3月には世界最大級のSOHOビルディング『the SOHO』や、世界一の朝食で話題のレストラン『bills』2号店のオープンを控え、ますます活躍の場を広げる氏の魅力に迫ります。

Text by OPENERSPhoto by Kenta Suzuki

やりたいことをやるほど運気が上昇?

伊藤 カフェやホテルのプロデュースから、ファッションや音楽、最近ではオフィスにいたるまで、本当に幅広くご活躍なさっていますね。今のお仕事に就いたきっかけというのは何だったのですか?

中村 大学を卒業してすぐに伊勢丹に入って、バイヤーのアシスタントをしていたんです。就職を決めるとき、僕は学生のころからずっとクラブを貸し切っていろんなパーティをやっていたのでそういう道も考えたのですが、藤巻幸夫さんというバイヤーが伊勢丹にて、そのひとのアシスタントになりたくて。結局、藤巻さんのアシスタントにはなれたんですけど、ファッションの世界って流れがすごく速くて、やっぱりちがうかもしれないと思っちゃったんですよね。それで、藤巻さんに相談したら「法的には首にならないから、アシスタントをつづけながら好きなことをやればいい」って言ってもらえたんですよ。僕はパーティがしたいと話しました。というのは、当時、藤巻さんのアシスタントをしているといろんな方に会えるし、売り込みも多かったので大量の名刺が集まったんです。けど会うだけで終わってしまうパターンが多くてもったいない。それで、みんなまとめて呼べるパーティを毎週金曜日に開催したいと。そしたら藤巻さんも乗ってくれて。僕はその副業が楽しくなるのと並行して仕事も楽しくなったのですが、あるとき藤巻さんが辞めることになってしまったんですよ。僕も独立意識はもともと高かったので、じゃあ自分も辞めて別のことをしようかなと考えたときに、たまたま流行っていたのがカフェだったんです。9年前くらいかな。

伊藤 カフェブームの初期ですよね。

中村 そうです。タイミング的にも今だなと思って。当時、両親が経営していたトラットリアの倉庫が外苑前の雑居ビルの5階にあったので、そこを改装してお店をしようかなと思いついたんです。バーでもなんでも良かったんですけど、カフェって名乗るのが9年前は一番話題性があったので両親の会社で『OFFICE』っていうカフェをつくりました。そしたら『OFFICE』がすごい話題になって大成功しちゃったんですよ。

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中村貞裕さん

           
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