ACT 9|A Massage is Entertainment!!!
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マッサージサロン『ryuryu』を中目黒に出店
メディコム・トイが、オモチャに加えてアパレルや生活雑貨までをも手がけているというのは前回までの連載でご紹介したが、今度はなんとまったく別のジャンルに思える「マッサージ」をも手がけているという。
2008年9月にMassage and Relaxationをテーマに、マッサージサロン『ryuryu』を中目黒に出店。リラックスできる雰囲気づくりも治療の一環、というお店づくりに納得。
蔦のようなデザインが一面に施されているガラス張りのファサード、内装はアジアンリゾートをイメージした空間。フロントにはryuryuオリジナルデザインのBE@RBRICKなど、メディコム・トイらしいセンスとリラックスした雰囲気が醸し出されている。また、メディコム・トイだからこそ実現できる、これまでの「つながり」によって、生まれるべくして生まれた姿が垣間見えてくるのだ。
赤司竜彦代表取締役社長から、このお店の発想、コンセプトなどについてお話を伺った。
写真=北原薫
マッサージはエンターテインメントの一環なんです
──まず一番驚いたのは、トイメーカーのメディコム・トイが何故「マッサージサロン」を? ということでした
周囲はみんな驚いていましたね。
僕もマッサージによく通っていたんですが、施術が終わったあとのリフレッシュ感がすごく好きなんです。
そこでふと思いついたのが、「マッサージもエンターテインメントの一環なのではないか」ということでした。
たとえばいい映画を見終わったあとや、できのいいオモチャを手にしたときの感覚に近い。これは「ヒーリング・エンターテインメント」と呼べるのでは、と思い立ったんです。
そこでまず、社内での報告会議で「マッサージサロンを開業する」と提案したんです。みんな最初は戸惑っていましたが、「マッサージはエンターテインメントだ」と理由をきちんと説明すると、妙に納得してくれていました(笑)。
僕は、一流のエンターテインメントというのは、ジャンルは違っても横でつながっているのではないかと考えているので、ボディメンテナンスである「マッサージ」というジャンルも、自分自身のエンターテインメントとして成立していると考えています。
──それでは「ryuryu」発足の経緯をお聞かせください
うちの副社長がマッサージ師(現在ryuryuの院長)の腕に惚れ込んで3年間通いつめた、ある治療院があったんです。僕もぎっくり腰になったときに助けていただいて、それはもう命を助けられたくらいで(笑)。──というのが最初の出会いでした。
その後も縁がつづき、いいタイミングがあって、一緒にサロンをと話が進みました。
弊社は、衣・食・住とは違う部分での個々の生活に必要なものを展開していきたい、と考えています。
「オモチャ」も我々にとっては、個々の生活を満たす上で必要なモノ、という位置づけなんです。好きなファッションも、好みのインテリアも。それと同じようにリラクゼーションやボディメンテナンスを伴うマッサージも必要なものと考えられ、自分たちのためにも挑戦をしてみようということになりました。
でもやはり、なによりも院長の腕に惚れ込んだのが一番で、そして「この人!」というおすすめできるマッサージ師はいても、「この店!」とおすすめするのは難しかったので、「人もお店もおすすめできる」場所をつくりたかったんです。
──そこまで惚れ込んだ「腕」とは、どういった内容なんでしょうか?
マッサージの概念が変わる、とまでは言いませんが、「自分の身体を知ることができるマッサージ」と言えます。
お店をはじめる上で院長から「僕はボディメンテナンスをやっていきたいんです」という言葉を言われたときに、なるほどと納得しました。
マッサージは、わりと苦痛を取ってもらうことがメインで(もちろん必要なことですが)自分の身体の状態を知って、悪くなる前にメンテナンスするなどは、意外とみなさんやられていない方が多いと思うんですね。そういったことの大切さがわかる腕です。まずは自分の身体を知っていただいて、ご自身のメンテナンスのきっかけになってもらえればいいなと思います。
──たとえば、どんな方におすすめなのでしょうか?
OPENERSの読者の方や連載陣の方々には、見た目などが実年齢より若い方も数多くいらっしゃると思います。
かくいう自分もそうなのですが、元気と思っていても、じつは身体にはガタがきています。そういったお忙しい方にこそ、ぜひ来ていただきたいですね。身体のメンテナンスは、体調の良さをキープして、仕事もより頑張れます。
──店内を拝見しましたが、これまでにお付き合いのあったブランドさんの協力も多々ありますよね。運命とまでは思いませんが、なにか奇跡的な印象があります
その通りですね。たとえば、頭・胸・足などに使う枕や抱き枕など全てテンピュール®を使用していたり、GORE社のGORE-HEALTH CARE FABRICS®の枕カバー、そしてNEXUSⅦ®デザインによるスタッフ着のユニフォームやカリモクチェアーなど、幾重もの過去のプロジェクトでお世話になっているブランドさんによって、「ryuryu」は完成しました。
また、「ryuryu」からいろいろなプロジェクトの話がフィードバックしてきたりと、非常にいい形で会社全体が運営されています。
──今後もこのような形で、一流のエンターテインメントがつながっていくと面白いですよね
ひととの出会いなどから、やりたいことが仕事になるとすごく楽しいじゃないですか?
もちろん仕事となると大変なこともたくさんあるとは思いますが、でも、マーク・ジェイコブス氏が「やりたいことをやりつづけられることが、一番ハッピーなんだ」と言った言葉がありました。
継続は本当に力であり、宝であり、そして好きなことをやりつづけ、それが収益につながり、楽しく仕事をしていければと、つねに本気で考えています。
そして、「またメディコム・トイが面白いことをしてるぞ!」と驚いていただけたら感無量です。このようなサプライズを、これからも展開していきたいです。
ryuryu
2009年6月30日までの期間中、
ご予約の際に「OPENERSをみた」とお伝えいただいた方、初回のみ1000円割引!!
現在、たとえば肩こりなどまったく自覚がない人でも、じつはこりが発生している場合が多々あるという。
「ryuryu」ではそんな内在した部分を、ただ一時的に治すのではなく、時間をかけてボディメンテナンスをしていくための方法を教えてくれる場所だ。
じつは筆者も施術を体験させていただいたが、過去にスポーツで故障をした右膝を一発で当てられ、それが原因で身体全体に影響が出ていると分かりやすく教えていただいた。
ryuryuの随所に見受けられるこだわりと、老若男女受け入れる体制に見識が窺われる。
「自分は健康だ」と思われている方も、この機会にぜひお立ち寄りいただきたい。
住所|目黒区青葉台1-18-7
パシフィックレジデンス中目黒107
Tel. 03-5456-1515
11:00〜24:00(最終受付23:00)
※予約制
マッサージ・鍼(必要とご希望に応じて)1時間 6800円
www.ryuryu.tv
MEDICOM TOYの製品は
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