「シガー&パティーヌの夕べ」レポート
「シガー&パティーヌの夕べ」レポート
話題のニカラグア産シガー「Aroma de nica」とともに……
日本発、ニカラグア産のプレミアム・シガー「Aroma de nica(アロマ・デ・ニカ)」と、パティーヌ(ベルルッティが誇る色付け技法)のパフォーマンスが同時に楽しめる贅たくなひとときが、日比谷公園内のVILLAS DES MARIAGES 日比谷パレスにて開催された。
文=梶井 誠(本誌)Photo by Jamandfix
パーティの主役は、ニカラグア産の葉巻と、ベルルッティの磨き職人
下の写真で、日本発、ニカラグア産のプレミアム・シガー「アロマ・デ・ニカ」の生みの親である広見 護さんが手にしている新聞は、2005年4月27日に発行されたニカラグアの新聞『La Prensa』で、その見出しには──
Aroma de puros nica cruza el Pacifico.(ニカラグア・シガーの香りが太平洋を渡る)
──と書かれている。これは、広見さんがニカラグアに滞在中、現地の葉巻工場の視察を終えた翌日のもの。「日本からインポーターが視察に訪れた。日本は大きなマーケットとして期待できる。これからニカラグア・シガーの対日輸出が本格的に始まるだろう」と書かれているそうだ。
日本では関係者から「廉価で良質な葉巻がほしい」というリクエストがあり、現地では大きな期待を寄せられて、その両者の橋渡しを広見さんが果たすことを決意して、2年後の2007年……。
今回の「シガー&パティーヌの夕べ」にも駆けつけたTLC(全国たばこショップ・リーダーズクラブ)のメンバーと一緒にオリジナル・シガーをつくることになり、ニカラグアのプラセンシア社から届いたサンプルをテイスティングして、採用することに決定。最後にネーミングが残り、考えた末に、上記の新聞の見出しを短縮した言葉「Aroma de nica」が誕生したという。
Aroma de nica(アロマ・デ・ニカ)とは「ニカラグアの香り」という意味で、葉巻生産者の「ニカラグア・シガーよ、太平洋を渡って日本へ届け」という想いも込められている。
また、当日の会場では、1895年のパリ創業以来、エレガントなデザインと「足を優しくつつみこむ」ような履き心地を両立させた靴を提供し続けるベルルッティの独自に開発されたアンティーク仕上げ技法「パティーヌ」のパフォーマンスも披露された。