第10回 葉巻の産地:ホンジュラス編
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2015年5月1日

第10回 葉巻の産地:ホンジュラス編

第10回 葉巻の産地:ホンジュラス編
ホンジュラスという国の由来

その国名の由来のごとく、深い味わいのシガーを産出するホンジュラスという国。

文=広見 護

安価なハンドメイド・シガーの産地

ホンジュラスは良質で安価なハンドメイド・シガーの産地として古くから知られています。
アメリカ合衆国への輸出量ではドミニカ共和国に次いで第2位です。
早くからキューバの種子を使い、キューバの風味に近い葉巻を生産していました。

葉タバコの生産地、シガーの製造地ともひとつの地域に集中せずに、いくつかに分散しています。主な拠点は2つあり、北部のサン・ペドロ・スーラと南部のダンリです。

サン・ペドロ・スーラの西南、グアテマラ国境に近いサンタ・ロサ・デ・コパンでは「フロール・デ・コパン」というブランドのシガーがアルタディス社によって作られていますが、ここでは昔ダヴィドフのセカンド・ブランド「ジノ」という葉巻もつくられていました。

第10回 葉巻の産地:ホンジュラス編<br><br>ホンジュラスという国の由来

「ラ・エミネンシア」
マイアミに本拠地を構えるヴィンセント&タンパ・シガーカンパニーがホンジュラスで生産する

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「カマチョ」
タバコス・ランチョス・ヤマストラン社のオーナー、フリオ&クリスチャン・エイロア・ファミリーにより、ホンジュラス東部ヤマストラン・バレーで栽培されたコロホ種を使用した葉巻

ホンジュラスでも極少量ですがラッパー用の葉タバコが生産され「カマチョ」といった100%ホンジュラス産のシガーが存在します。

このホンジュラスという国の由来は、クリストファー・コロンブスが1502年にこの地に上陸しようして船の錨を下ろしましたが、海底まで届かなかったために、この地を”hondura”(スペイン語で「深い」の意味)と名づけたといわれています。
その国名のごとく、ホンジュラス産のシガーは深い味わいのシガーが特徴です。

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