Review 2008&Preview 2009|OPENERS Year in Review(6)
名畑政治
時計ライター
Review 2008
6月の地方出張でライカに関係するすごい掘り出し物を手に入れて、ご無沙汰だった銀塩カメラ(フィルムカメラ)熱がぶり返し、戦前のライカを買ったり、ドレスデンでコンタックスの一眼レフを購入したり、知り合いのカメラマンからハッセルブラッドやローライフレックスといった名機を譲ってもらったりした。となれば撮影してみたくなり、順次、重いのを我慢してカメラを持ち出し、ヒイヒイ言いながら撮影をしている。これでは僕がカメラを使っているのか、カメラに僕が使われいるのかわからないが、いくらデジカメが便利になっても銀塩写真の灯を消してはならない、とひとり頑張ったのが今年でもっとも印象に残ったこと。
Preview 2009
世界的な厳しい経済状況の影響を受け、専門フィールドとする時計界の雲行きが怪しくなってきたが、マイナス要素ばかり言い立てていると気持ちから不景気になってしまうので、“なんのこれしき屁のカッパ”と思ってこれまで通りの取材をつづけていきます。ただ、時計に限らず男の嗜好品全般について活動をさらに広げていきたいので、いろいろな人と会って「モノ」と「ヒト」のおもしろさを、これまで以上に熱っぽく語っていきます。
橋口麻紀
modus vivendi(株) 代表 / PRコーディネーター
Review 2008
2008年は、公私共に節目の年でした。いろいろな意味で、エキサイティングな年でした!!
まずは、結婚をしたことです。夫がイタリア人ということもあり、お互いの文化のちがいなどを理解しあい、二人のあらたな生活がスタートした、今までには経験したことのない、ある意味ワクワクドキドキなドアを開けた年でした。
いろいろな意味で「言葉」「伝える」という、基本のコミュニケーションを大切にしたい
と思い、携わっている仕事に対してもう一度、自分のできることを再確認した2008年でした。
Preview 2009
2009年は、自分らしさの追及でしょうか。今までの自分やスタイルだけにとらわれず、チャレンジしてゆきたいですね。
そして、2009年こそはOPENERSを通していろいろなコトでコミュニケーションをさせていただきたいと思っています。
また、アイウエアの仕事をスタートして20年になります。今までのアプローチとはちがったアイウエアのタノシサをOPENERSを通して伝えてゆきたいと思っています。
よろしくおねがいします。
JAM HOME MADE & ready made
Review 2008
今までのJAMになかった商品開発や環境への新しいチャレンジと、今までと変わらぬ“イイ”モノづくりの両面から、より多くのお客さまにJAMをお届けすることができました。
ありがとうございます。
Preview 2009
来年はもっと面白い“イイ”モノづくりをしていきます。
よろしくお願いします。
西浦裕太
アーティスト
Review 2008
2年かと思えるような1年でした。いろいろな新しい人びとと出会い、古くからの友人知人に支えられ、ものごとはこんなふうに転がってゆくんだなぁと感じ、感謝がふくらみました。
彫刻をはじめてちょうど10年。グルッとまわってようやくワンッと吠え、歩みだした気がいたします。+も-もふくめ、とても愛おしい年でした。
Preview 2009
心を動かし手を動かし、小さいけれど大きいものをもっともっとつくってゆきたいと思います。
吉村栄一
ライター/編集者
Review 2008
昨年の6月に(本誌で記事も書かせていただいた)YMOの公演のためにロンドンを訪れたときは円がいちばん安いころで、ヨーロッパのわが世の春的な勢いと、食事代金などにいちいちため息をつく経済弱小国の悲哀をともに感じたのですが、それから半年、世界経済はがらりと変わり、むかしだったら10年かかって起きていた変化がいまは数ヵ月でという驚きを感じた1年でした。
でも同時に、このような時代には、ポジティブな方向のドラスティックな変化もさまざまな分野で起こりそうで、そこはひとつの希望を覚えています。
Preview 2009
上記のような、いい方向での変化に目を光らせて、世の中にいち早く伝えて輪を大きくできればいいなと思っています。