Mix for OPENERS Vol.55|iTunes|沖野修也|selected by SHUYA OKINO
Lounge
2015年2月6日

Mix for OPENERS Vol.55|iTunes|沖野修也|selected by SHUYA OKINO

時代の先端を行くコンピレーション第55弾

DJにして世界唯一の選曲評論家、そして音楽で空間の価値を変えるサウンド・ブランディングの第一人者、KYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也がおとどけするマンスリー・コンピレーションの第55弾。

今回は毎年恒例の年間ベスト。2012年の私的ヒット曲を凝縮したスペシャル・ヴァージョンです。題して『THE BEST OF 2012』。僕の活動の拠点、渋谷のタマリバ、The Roomでも末永く愛されるクラシックスに認定したい優れた楽曲ばかりを集めてみました。

「クロスオーバー・ミュージック」の力を再確認できた2012年
2012年は、この連載でも常時プッシュしてきたクロスオーバー・ミュージックの当たり年でした。音楽業界の不振(厳密にはCDセールスにかかわる業種だと思うんですが)が囁かれる昨今。レコード会社は統合、ショップは閉店と、あまりいいニュースを聞きませんでした。しかし、クリエーターは、出してくれる所がなくなっても、売ってくれる所が減っても、音楽を創りつづけています。それは、何故か……? そう、彼らが音楽を創りたいからなんです!

とくにクロスオーバー・シーンは、その雑食性からさまざまなジャンルにアンテナを張り、異なるグルーヴを貪欲に吸収する人種が集まっています。明確なジャンルではないので業界の主流にはなり得ませんが、そのボーダレスでタイムレスな感性で、常に音楽がこれからむかう先に視線を注いでいるだけに、ポップ・ミュージックの水先案内人的な役割も果たします。

現代的なダンス・ミュージックに歌心をくわえ、先鋭的なサウンドに音楽性を加味するクロスオーバー・ミュージックは、実験性と大衆性すらをもクロスオーバーさせているのではないでしょうか。デザインやライフスタイルにこだわるオウプナーズの読者に、僕がこうした音楽を紹介してきたのは、そのバランス感覚の良さがあったからなのかもしれません……。

残念ながら今回をもってこの連載は終了です。iTunesのヴァージョン・アップに伴い、このページで利用しているサービスが終了してしまったからです。文明の進化は、社会が、いや、人間の本能が求める必然なのかもしれません。でも僕は、自分が、そして音楽が進化していくなかで、決して失ってはいけない大切なモノを守っていきたいと思っています。時を超えて、国を超えて伝わる“ホンモノの価値”を。

4年と7カ月。55回にわたって長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。今後このオウプナーズで、僕なりの音楽提案を、形を変えてあたらしくスタートさせる予定です。またお会いできる日を、楽しみにしています。

沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)
楽曲を試聴・購入いただくには「iTunes」ソフトをインストールする必要があります。

未インストールの方は、こちらよりダウンロードをしてください。

また、パソコンの環境によってはインストールできない場合があります。あらかじめご了承ください。


M-1

“Flowers”
by Andrew Ashong & Theo Parrish

from Flowers - Single

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M-2

“Make It Good”
by The White Lamp

from Gilles Peterson Presents Brownswood Bubblers Nine

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M-3

“As Long As You Believe (BB Boogie Remix)”
by The Layabouts

from As Long As You Believe (feat. Omar)

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M-4

“I Human (The Mike Huckaby Jazz Republic Uptempo Mix) [feat. Paul Randolph]”
by Jazzanova

from I Human (Mike Huckaby Remixes) - Single

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M-5

“1960 What? (Opolopo Kick & Bass Rerub)”
by Gregory Porter

from 1960 What? The Remixes - Single

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M-6

“Horse With No Name (Marlow & Trueby remix)”
by The Soul Session

from Remix EP

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M-7

“Breaking (Original Mix)”
by Kyodai

from Breaking - Single

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M-8

“Mr Pickles”
by Tatham, Mensah, Lord & Ranks

from Tatham, Mensah, Lord & Ranks

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M-9

“Deep Into Sunshine (Kon & The Whiskey Baron "Nite Time" mix) [feat. N'Dea Davenport]”
by 沖野修也

from TOKYO CROSSOVER NIGHT 2012 Presented by The Beetle

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M-10

“Children of the Sun (feat. Heidi Vogel)”
by Positive Flow

from Flow Lines

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前代未聞! 空前絶後!! DJ100人、一曲入魂!!!
ONE SONG,ONE SOUL
~The Room 20th Anniversary Party Special

2013年2月8日(金) @ageHa にて開催決定!
http://www.theroom.jp/one_song_one_soul/

The Roomプロデューサー沖野修也による、カウントダウン・ブログ更新中!
http://ameblo.jp/shuya-okino/
☆出演アーティスト発表!!

The Room 祝20周年!
http://www.theroom.jp/

iTunesダンス・アルバム・チャート 第1位獲得!
Tokyo Crossover/Jazz Festival
オフィシャル・コンピレーション第2弾
“TOKYO CROSSOVER/NIGHT 2012"発売!

日本が世界に誇る沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)選曲の最新作!

ジャズ/ソウル/ファンク/テクノ/ブギー/ハウスといったさまざまな音楽をブレンドし、ダンス/リスニング/ドライブ・ミュージックのボーダーを超越したクラブ・ジャズ&クロスオーバー・ミュージック集!!

『The Beetle Presents TOKYO CROSSOVER NIGHT 2012』V.A.
2012.9.12 Release
2400円(税込)
VIA-0080(Village Again/Extra Freedom)
http://www.tokyocrossoverjazzfestival.jp/2012/news.html#0807_1

動画配信サイト、USTREAMにて
The Room TV放映中!

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The Room オフィシャル・ブログ
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