BE@RBRICK｜ルモアズスペシャルモデルが登場！

BE@RBRICK｜ベアブリック

ルモアズスペシャルモデルが登場！

アーティストとのコラボや企業の記念モデルなど、数かずの人気商品が生み出されてきたベアブリック。
このたび、弊誌の姉妹サイト、ルモアズが特別コラボ商品を企画。キャラクターアーティスト、タロアウト氏によるあたたかみ溢れる2体のベアブリックが誕生した。

Photographs by MIKAMI MakotoText by SUGIURA Shu（OPENERS）

クリスマスにぴったりな、あたたかく優しい佇まい

今回ルモアズのためにベアブリックをデザインしてくれたのは、キャラクターアーティストのタロアウト氏。シンプルでポップなキャラクターデザインで知られる、いま人気急上昇中のアーティストだ。

起毛素材で覆われた優しいデザイン

キャラクターアーティストのタロアウト氏

彼によって生み出されたベアブリックは、まさに熊のようにブラウンの起毛素材で全身が覆われたデザイン。男女一対のセットで、それぞれ彼独自のタッチで顔に表情が描かれている。

「クリスマス前の発売ということもあり、ギフトに最適なものをというリクエストがあったため、あたたかみのある印象に仕上げたかったんです。子どものころから起毛が好きで、それをはじめて作品に反映できてよかったです」

もともとイラストレーターだったタロアウト氏にとって、立体作品は本業ではなかった。仕事の幅を飛躍的に広げる大きな転機となったのは、2007年から1年にわたって取り組んだ、ファッションブランド、ディオールのジュエリー部門との仕事だったという。

「キャラクターのデザインはずっとやりたい仕事だったんですが、それまではなかなか仕事が入ってこなかったので、いろいろなデザインの仕事をしていました。そんなとき日本の『ディオール・ファインジュエリー』がウェブの知識があってキャラクターデザインもできる人を探しているということで、僕に白羽の矢がたったみたいです。1年間展開するキャンペーンのために、キャラクターをデザインしました。もともと平面作品だったキャラクターを実際に作成もしてもらい、初の立体作品ということにもなりました」

その際に誕生したのが、リングを購入するとついてくるかわいらしいリングホルダーだ。

ディオールのためにデザインしたキャラクター「ゴルメットちゃん」

その後、2011年にはポールスミスともコラボレーションを果たし、立体作品を制作。ポールスミスにもたびたびモチーフとして登場するウサギをテーマに、彼独自のキャラクターを誕生させた。青山のショップに併設されているギャラリー「ポールスミススペース」でも個展を開催し、約60cmのキャラクターを展示するなど、ポールスミス自身も大変気に入ったという。

今回のベアブリックでは、パッケージのデザインも手がけた。あたたかみのある質感の紙に、白い線で描かれた森。タロアウト氏が生み出した優しいベアブリックのカップルが住むのにぴったりの箱だ。