赤いカップの給食からひろがる子どもの未来
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2014年12月16日

赤いカップの給食からひろがる子どもの未来

食べられる、だから学べる。赤いカップの給食からひろがる子どもの未来

知花くららさんが給食支援を呼びかけるCMが完成

空腹に苦しむ途上国の子どもたちに、学校給食を提供している国連WFP(World Food Programme)。オフィシャルサポーターの知花くららさんが、実際に支援がおこなわれているアフリカ・タンザニアの小学校を訪問し、学校給食プログラムへの支援を呼びかける新広告が完成した。

Text by YANAKA Tomomi

食糧不足に直面するタンザニアの小学校を訪問

1日に1度の食事すら満足に食べることができず、空腹のまま学校に通う子どもたち。その数は世界で6600万人にもわたり、さらに、学校にすら通えていない子どもは7200万人にもなるという。国連WFPでは、これまで45年以上にわたり、途上国の子どもたちの健全な成長を促し、教育の機会を広げるための学校給食の支援をおこなってきた。

国連WFPの学校給食プログラム 02

©Mayumi.R

国連WFPの学校給食プログラム 03

©Mayumi.R

子ども一人につき、1日およそ30円で栄養たっぷりの食事を届けることができるこの学校給食プログラム。国連WFPでは、募金や企業・団体による寄付などを受け、世界のおよそ60カ国で2000万人以上に給食を届けている。

プログラムの象徴である“赤いカップ”に入った給食。子どもたちの空腹を満たすだけではなく、出席率アップにも一役買っている。なぜか? 学校で無料の給食が出ると、親が積極的に学校に通わせるようになる。空腹が満たされると、子どもたちも集中して勉強ができるようになる。学校給食プログラムは、読み書きのできる自立した成人を育成し、飢餓と貧困の連鎖を断ち切る“鍵”でもあるのだ。

国連WFPの学校給食プログラム 05

©Mayumi.R

今回、公益社団法人ACジャパンの協力を受け、給食支援の現場のひとつで、食糧不足の危機に直面しているタンザニアの小学校に、モデルで国連WFPのオフィシャルサポーターでもある知花くららさんが訪問。子どもたちの現状をつぶさに目の当たりにするとともに、学校給食の役割をアピールする新広告の撮影もおこなった。

国連WFPの学校給食プログラム 10

©Mayumi.R

国連WFPの学校給食プログラム 09

©Mayumi.R

新広告の発表会で知花さんは、「給食支援がはじまってから出席率も上がって、成績も伸びたと校長先生もおっしゃっていて」と支援の効果について語り、「子どもたちは夢中になって給食を食べていました。給食が教育の呼び水となって広がっていく様子が見えて、すごくうれしい」と、給食が子どもたちの明るい未来につながっていることを報告した。

国連WFPの学校給食プログラム 13

©WFP/Jen Kunz

新広告では「赤いカップの給食から、子どもたちの未来がひろがります」をキャッチフレーズに、知花さんが「国連WFPの給食は栄養たっぷり。食べられる、だから学べる。国連WFPの『学校給食プログラム』を応援してください」と呼びかけ、子どもたちへの支援の必要性を伝えている。

この新広告は、ACジャパンの本年度支援キャンペーンのひとつとして展開されている。来年6月30日まで、テレビやラジオ、新聞などをつうじて紹介され、学校給食プログラムへの協力を訴える。

国連WFP

free0120-496-819

受付時間|9:00~18:00

http://www.wfp.org/jp

           
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