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2015年5月21日
EXHIBITION|「C is for Corita! シスター・コリータのセリグラフ展」開催中
修道女兼アーティストが残したメッセージ
「C is for Corita! シスター・コリータのセリグラフ展」開催中
修道女でありながら、1960年代を代表するアーティストとしても活躍した、シスター・コリータ・ケント。日本では実物を観る機会がほとんどなかったシスター・コリータの作品を集めたエキシビションが、原宿『kit gallery』、千駄ヶ谷『Tas Yard』にて7月20日(水)まで開催中。
Text by OPENERS
60年代にもっとも革新的で飛び抜けたポップアーティストの作品に触れる
ロサンゼルスにある『Immaculate Heart College』というカトリック系の女子校で美術を教えていた修道女 シスター・コリータ・ケント。
ユニークな指導法で、生徒たちの“ものの見方”を根底からくつがえし、生徒たちとともに美術のあり方を追求する一方で、コリータはメッセージ性の高いセリグラフ(シルクスクリーン)作品を数かず残している。
現在、『kit gallery』と『Tas Yard』の2会場にて、コリータの60年代の作品を展示中。会場ではTシャツ、トートバッグ、ポスター、図録なども販売している。
原宿と千駄ヶ谷、ふたつの会場を行き来しながら、彼女の力強いメッセージを感じ取ってみてはいかがだろうか。
Sister Corita Kent|シスター・コリータ・ケント
(1918 - 1986)
1936年にシスターとなる。46年から『IHC』で美術を教える。最初のセリグラフ作品を発表したのは50年。64年から68年まで学部長を務めた。
とくに60年代後半は、社会問題を扱うメッセージ性の高い作品を発表したり、生徒たちと企業のための作品を共同制作するなど、そのユニークな活動でメディアの注目を集めた。