伊藤嶺花×Twiggy 松浦美穂|スピリチュアル対談(後編)
Lounge
2015年4月16日

伊藤嶺花×Twiggy 松浦美穂|スピリチュアル対談(後編)

スピリチュアル対談 vol.12|Twiggy 松浦美穂

伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像

「愛と勇気と希望を与えるたびに輝きを増していくスター」(後編)

さまざまなステージで活躍するクリエイターをゲストに迎え、スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんが、ひとが発するエネルギーを読み解くリーディングと複数の占星術を組み合わせ、クリエイターの創造力の源を鑑定。現世に直結する過去世や、秘められた可能性を解き明かし、普段は作品の陰に隠れがちでなかなか表に出ることのない、クリエイター“自身”の魅力に迫ります。

Text by OPENERSPhoto by JAMANDFIX

第12回めのゲストは、ヘアサロン「Twiggy(ツイギー)」を主宰する松浦美穂さん。前編では美容師になるきっかけ、ロンドンで経験したターニングポイントなどをうかがいました。さて、ここからリーディングの本番。伊藤嶺花さんが紐解く、松浦さんの過去世とは?

スピリチュアル対談 vol.12|Twiggy 松浦美穂(後編) 02

「Twiggy」松浦美穂さん。

伊藤 前もって生年月日をいただいていますが、占星術は最近やっていなくて、もって生まれてらっしゃる宿命的な性質をみるというエネルギーリーディングをしています。前日に書いたものがこちらなのですが、お話されたままが書いてありますよ。

松浦 きっと隠してもバレちゃうだろうから、今日話すことは嘘はつけないと思ったの。

「愛と勇気とパワーを与える、スター的存在」

伊藤 昨日も遠隔リーディングをしていてうわっと思ったのですが、やっぱり今日もその方の姿でばんばん出てきていたから、さっきから言いたくてしょうがなかったんです。お名前はわからないけれど、シェイクスピアの劇を演じる、トップの女優さん(註|後日、17世紀の女優マーガレット・ヒューズと判明)。シェイクスピアの描き出した世界にどっぷりイマジネーションを広げて、我を忘れて入り込む。当時はモノがない時代ですから、衣装や舞台セットは当然手づくり。松浦さんの子どものころの話と全部つながっているんですよね。ひとつの世界観を創り出すのに必要なものすべてに対して、興味をもつ。知らずにはいられない。感じずにはいられない。イメージするものがないなら、自分で作ってしまう。そして演劇を観に来たひとたちに、愛と勇気とパワーを与える存在だった。スターです、完全に。

松浦 かっこいいじゃないですか。

伊藤 リーダーになるべくして生まれてきたひとですね。今世では、劇の登場人物を演じるひとというのではなく、完全にリアルな等身大で女性にもう一回生まれ変わってきて、女性の美しさを内面から引き出していますよね。いちばん最初にヘアから入ったというのも、お母様の教育という必然の流れで経験されていますし。女優さんというものは髪型、メイクひとつでまったく印象がかわるし、それこそ衣装や舞台セットの全部で演出するわけじゃないですか。人間のひとつひとつの表情や心情がこれだけひとに訴えかけるものなんだっていう感動を知ってらっしゃるから、今ヘアの仕事をしてらっしゃるのも、しかるべきかな。

松浦 何人かに言われたこととすごくリンクしてる。昔、モロカイ島に住んでいるリンさんという方に、「あなたは春なのよ」って言われたことがあって。

伊藤 スターなんですよね。華やかでみんなを元気に盛り上げて、「お花きれい!」っていうような幸せやよろこびを与える感覚。星のように遠い存在ではなくて、みんなに「あなたたちと生きてますよ」っていうお手本を見せて引っ張っているリーダーです。インストラクターみたいな感じ。舞台に上って別の世界の、単純に夢のある世界を表現してよろこびとか勇気とかを与えたり伝えたりするのではなく、自分として生きて経験してそこから湧き上がるエネルギーみたいなものを自ら創出していく。それによって周りのひとたちにふわっと花を咲かせるような、それこそ春でもあり星でもある。

松浦 うれしい。この仕事をしてるせいか、周りのひとが輝くのが好き。知り合った以上そのひとが輝くまで見届けたいタイプなんです。だからこの仕事に向いているといえば向いている。伊藤さんが昨日書いてくださったリーディングシートのいちばん最初の、人情味ってとこがあるのかも……?

伊藤 古き良き日本女性の、下町のお母さんふうの。

松浦 肝っ玉母さんではないけど、人情味母さんくらい。

伊藤 アネゴ肌。頼られると断れない。勝手に上に祭られちゃうような流れになりかねないけど、松浦さん本人はそんなふうに思ってないですからね。その飾りっけのない感じが人気の秘訣になっていますよね。確実に若いころからひととの出会い、そういうもって生まれた才能や個性を共鳴共感してる方、かつ一歩先を歩いてる先輩みたいな方たちとの出会いによって、本来の歩むべき道がどんどん太くなって輝いていて、その真ん中を歩いていく人生。ここ、というタイミングでそういう方と巡り合っていますし。

「旅から帰ってくると、目に見えないけれど確かな自信がある」

松浦 すばらしいですね、ただ素直に「はい」って感じ。気がついたら、ツイギーを出したときが30歳。34、5歳のころにはすごく恐怖心が出てきたの。また27歳のころにもどるんじゃないかって。31~33歳のころに、「やってきたこの仕事の延長、この生活の延長、これは私がほんとうに望んでたことかしら」という気持ちになって。3、4年たつとリセットしたくなるじゃないですか。そういうときに旅が私を助けてくれたと思う。旅からもどってくると、何か湧いてくるのがわかる。それは今の流行りがこうだからこういうヘアスタイルにしましょうという直接的なものではなく、確実に別のエネルギーが来ていて。たとえば、1ヵ月前は伸ばそうよって言ったとして、そのひとに向かって旅から帰ってきたわたしが、やっぱり思いっきりショートでいかない?って言うような。それも自分が変わったというより、相手のテンションをより強く感じるようになっているんですよ。

伊藤 若いころはきっとご自身も混乱したと思います。

松浦 今はそれをどぎまぎせずにさらっと言えるようになったけど、34、5歳ぐらいのときはそれを言わないとこのひとが切らせてくれるかわからないと思うじゃない? それをどきどきしながらやってた。旅から帰ってくると、何か目に見えないけれど確かな自信がある。旅の仕方ってまえから課題だったけど、「自分らしさってなんだろう」っていう自分の一生のクエスチョンに対して、少しでも答えを出していきたかった。何がいいのか本当にわからなくなって、ここから先の時代は何なんだろうって考えたいときに、やっぱり秘境ってすごくいい。自分でもわからないけど、“もらった”って感じがある。今日ここにきてよかった、ありがとうって思えるんですよね。

伊藤 一歩その地域に入っちゃうとチャンネルが合っちゃうんで、涙とか鼻水とか出ちゃう。

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松浦さんがバハで見た空。 Photo by SATO Koji

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バハの小高い丘の上で。松浦美穂さん。 Photo by SATO Koji

松浦 今まで気が狂うほどに泣いたのは、バハの海と、ヒマラヤ。バハの海は自分でどうしていいかわからないくらいでした。メキシコにバハカリフォルニアという場所があるのですが、いちばん先端に行くとリゾート地なんです。そのあいだには人っ子ひとりいない砂漠に、ただただサボテンアートがあって。そこで10日間テントを張って時計を外して過ごしたとき、小高い丘に立って、海のほうに日が沈んでて反対側に月が出てたの。空の色がきれいにわかれていて。夕日がオレンジ、赤、黄色、月が紫、ピンク、青の世界。その瞬間信じられないくらい涙が出るわ、嗚咽が止まらないわで。ただきれいで感動して泣いているんじゃないんです。胸がすごく痛くなって。つぎの機会がヒマラヤ。北インドに行ったときですね。それは演出があったんだけど、たまたまイーグルスを聴きながらふっとヒマラヤを見たときになんだかすごい世界入っちゃって。

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ヒマラヤの風景。 Photo by SATO Koji

スピリチュアル対談 vol.12|Twiggy 松浦美穂(後編) 10

ヒマラヤの風景。 Photo by SATO Koji

伊藤 5回分くらいの魂がぐわっと一緒に共感してくれた。

松浦 自分自身、何に泣いているか意味がわからない。そういう意味ではスピリチュアルのひとたちが周りにいると、おもしろい経験ができますよね。それは当たり前だし、泣いていいのよって言ってくれるし。ただ単純にキレイなものを見て感動しただけじゃないんだと気づく、というか……。

伊藤 美しいもので感動して涙が出ちゃう感覚とはまったくちがう。たまたまそれが美しいものの前だったから、チャクラが開いただけなんですよね。

松浦 エネルギーに敏感なんですかね。普段は体温も低いんですけどね私。

伊藤 普段から山間の温泉など、木のエネルギーと水のエネルギーと大地のエネルギーと、お日様がちょっと射してるっていう火のエネルギーと、陰陽五行のバランスがとれてる場所に行かれると、ご自身のバランスが回復すると思いますよ。

松浦美穂|MATSUURA Miho
1980年代初頭より「六本木美容室」の店長を経て、1988年に渡英。帰国後にヘアサロン「ツイギー」をオープン。サロンワーク以外にもヘアスタイリストとして活動し、広告撮影やニューヨーク及びロンドンコレクションのバックステージ、そしてヘアショーのイベントなど、活動の場を広げる。モード界において、オーガニックに注目しはじめた第一人者。現在はオリジナルプロダクトも開発。

           
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