オリバーピープルズと西陣織の細尾がコラボレートしたサングラス|OLIVER PEOPLES
FASHION / WOMEN
2015年4月22日

オリバーピープルズと西陣織の細尾がコラボレートしたサングラス|OLIVER PEOPLES

OLIVER PEOPLES|オリバーピープルズ

西陣織を代表する細尾とのコラボレーションモデル

アメリカのアイウェアブランド「OLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)」と、京都の織物の老舗「細尾」がコラボレーションしたサングラスが発売される。おなじファッションの分野でも業種の異なる企業が手を組んだあたらしい試みだ。

Text by MURAMATSU Ryo(OPENERS)

日本の伝統技術とアイウェアの融合

1987年に米国のロサンゼルスにあるサンセット・ブールバードで創業した「オリバーピープルズ」。アメリカのヴィンテージアイウェアから着想を得た初期のコレクションは、高級百貨店ニーマン・マーカスのカタログを通じてベストセラー商品となり、雑誌『TIME』にブランドが取り上げられたことでも知られている。現在は福井県鯖江の職人が製作を手がけ、身につける人の個性をより魅力的に演出する、クラシカルかつ品のあるモデルを展開している。

「細尾」は、1688年に京都の大寺院御用達の織屋として創業。それまで貴族などのごく限られた一部の人の着物や帯に用いられていた西陣織の一般への卸売を1923年に開始。いまでは、その卓越した技術を維持・活用し、インテリアやファッションなどさまざまな業種と積極的に組んで、日本の伝統文化をあらたな視点で発信している。

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今回のコラボレーションは、細尾のクリエーションの姿勢に共感した、オリバーピープルズがオファーを出したことによって実現した。サングラスは、ボストンタイプ「SUNSET BLVD」とラウンドタイプ「KUROMON」がラインナップする。デザインは、テンプルの内側にほどこされた、オリジナルのパターンが特徴。特殊なインクによる印刷とコーティング技術を用いて、0.3ミリの芯に柄を4層に重ね合わせている。さらに、現在ではあまり使われない “芯張” という製法でテンプルを制作。

付属のケースは、西陣織の生地を贅沢に使用した高級感溢れる仕上がり。サングラスのテンプルとおなじ柄を8色の絹糸で表現。京都をイメージしたクラシックな柄をベースにし、その上にロサンゼルスをイメージしたポップな柄を加えている。日本の伝統技とアイウェアが融合したことにより誕生した、オリバーピープルズのモダンなサングラスを店頭でぜひ確かめてほしい。発売は6月下旬を予定している。

オリバーピープルズ 東京ギャラリー
Tel. 03-5485-2361
http://oliverpeoples.jp

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