ルイ･ヴィトンbyヴァージル･アブロー2021秋冬コレクションが登場｜LOUIS VUITTON

LOUIS VUITTON｜ルイ・ヴィトン

メンズアーティスティック･ディレクターヴァージル･アブローによる、2021秋冬メンズ･コレクションを象徴するサングラスが発表された。「サングラスサイクロン」は未来的な雰囲気の一方で、メゾンならではの技術とノウハウの境界をさらに広げている。

Text by KOBAYASHI Miki

アル・カポネ時代のシカゴの人々が着けていたサングラスを彷彿させる「サングラス 1.1 ミリオネア」に引き続き、大胆なスクエアフレーム。これは、2006秋冬メンズ･コレクションで発表されたルイ･ヴィトンのデザインのオマージュである。

特に目を引くのが、中央にあしらわれた4つのクリスタルで飾られたモノグラム･フラワーモチーフ。1896年にジョルジュ･ヴィトンが生み出した「モノグラム」が、時代を超越して、革新的なクリエイティビティと融合してモダンなモデルに仕上げられている。

フレームにアセテートを使用した２色を展開。ブラックモデルの「モノグラム」にはゴールドカラーの細工、グリーンのマーブルのモデルにはシルバーカラーの細工で施されている。

グリーンのマーブル模様は、2021秋冬メンズ･ファッションショーの背景にも使用されたカラーだ。バルセロナ･パビリオンを象徴する変成岩の構造に呼応したもの。ピュアなシンメトリーのラインは、建築家でもあるヴァージル･アブローの手にかかると建物のシルエットを彷彿とさせる。

また、ヒンジに埋め込まれたLVイニシャルにも、メゾンの伝統を感じさせ、仮面のような大胆なスクエアフレーム、モノグラム･フラワーをあしらったモダンなブリッジ、そして、奥行きのあるベベル（立体）デザインなど、歴史に深く根差しながらも、先進的な独自のスタイルを確立している。

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