マルゲリータ・ミッソーニがキッズコレクションをyoox.comで限定発売|MARGHERITA
FASHION / WOMEN
2015年3月30日

マルゲリータ・ミッソーニがキッズコレクションをyoox.comで限定発売|MARGHERITA

マルゲリータ|MARGHERITA
マルゲリータ・ミッソーニにインタビュー

ミッソーニ・ファミリーの担い手がキッズブランドをスタート

ミラノファッションを代表する、ニットの帝王ミッソーニの孫娘マルゲリータ・ミッソーニが自身のブランドをスタート。スタイルアイコンとしても名高い彼女が手がけたのは、新生児から7歳までの女の子をターゲットにした子供服だ。ファッションの世界で産声をあげ、成長し、このたびデザイナーとなった彼女にインタビューした。

Text by IKEGAMI Hiroko(OPENERS)

――ミッソーニ・ファミリーの一員で、ファッションソーシャライトとして若いころより注目を集めてきたあなたが、今回キッズコレクションをスタートしたのはなぜ

わたしの息子オットをはじめ、子供たちに可能性に満ちたカラフルな世界を見せてあげたいと思ったから。なによりも、初めて息子ができたことで、自分のキャリアがキッズコレクションへ向かうべきと、背中を押してくれたのです。

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――以前、M Missoniのカプセルコレクションを発表されましたが、子供服は今回がはじめてですね

M Missoniのシグネチャーであるジグザグ模様を、赤を基調にデザインカプセルコレクションはいまから4年前、yoox.com限定で発売しました。翌年には、わたしのパーソナルワードローブから70点ものヴィンテージアイテムを販売したことも。なので、今回のデビューコレクションもyoox.com限定で発売することにしました。世界中の方にわたしのコレクションを見ていただくためにも、圧倒的な海外展開を行っているyoox.comは、最強のパートナーだと思っています。

――初となるキッズコレクションでは、息子さんの存在が大きかったのですね

息子は私の大きなインスピレーション源になっていますし、望み続けていた最良の人生経験です。彼が生まれる前には「子供には何が必要か」ということをほとんど知りませんでした。しかし、オットが生まれて、子供服への関心が高まり、結局のところ自分がフォーカスする分野になったのです。

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――母になったことで、あなたにも変化があったとか

ええ。自分自身に対しても、自分の選ぶもの全般に関しても気楽に考えるようになりました。自分自身を以前より信頼するようになりましたし、快適さがなによりも大事と感じるようにもなりました。

――あなたは偉大なミッソーニ・ファミリーの一員ですが、ご家族は今回のコレクションについて、どんな反応でした?

むかしから、祖父母は「オーガニック養鶏場なのか、幼稚園の設立なのか、それとも自分のブランド“Angela Missoni(アンジェラ・ミッソーニ)を立ち上げるのか、いずれにしても自分が幸せだと思える事をしなさい」と母に話していました。ですから、私の番がやってきたいま、母は心から応援してくれています。

――ファッションの中心で誕生し、デザイナー一家で育ったわけですが、子供のころからファッションに親しんでいたのですね

子供のころは、学校が終わると毎日弟や妹たちと一緒に母のオフィスに行っていました。鉛筆やペン、布やビーズで溢れたその場所は、子供にとっての楽園。スケッチをしたり、綺麗な洋服でドレスアップしたり、自分のクリエイティビティーを表現していました。

――育った環境は、あなたのスタイルにも大きな影響を与えました?

もちろん、私の人格にも、スタイルにも家族から大きな影響を受けていますが、私個人として経験してきたことも同じように影響を与えているのです。スタイルやテイスト、審美眼は、一般的にその人の周りにあるものや、見るもの、聞くもの、食べたものや触感、匂いなどすべてにより創り出されるもの。楽しかった子供時代や学生の頃、結婚そして出産といった、わたしの人生すべてがいまのスタイルに関係しています。

――ミッソーニはニットで大変有名なブランドですが、今回はファブリックが中心なのですね

ええ。ファブリックはベビーウエアにとって非常に大切な要素です。赤ちゃんにとって着心地が良く、くつろげると感じられることが大切なのです。ウォッシュド・リネンやソフトでウォッシュ加工やキルト加工が施されたジャージー素材など、柔らかさや着心地の良い素材を多くつかっています。

――デザイナーであり、母であり、妻でもある。成功の秘訣は何でしょうか?

やらなきゃいけないとか、自分にとって関係のない状況に陥ることなく、自分の好きな事をすることで、自分らしくいることではないでしょうか。もちろん、私自身恵まれていると思っていますし、とても感謝しています。

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