お客さまにはしっかりと、気持ちの面でも向き合うようにしています

「著名人からのご指名も多く、メディアに引っ張りだこのトップスパリストです。彼女はとにかくハートが熱くて、気が利くひと。マッサージは独りよがりではダメ。そういう意味で、気が利くひとというのはスパリストに向いていると思いますね。相手の気持ちを読み取れるので、ほんとうに疲れているところをマニュアルじゃないサービスで癒してくれる。さらには、力が強いので、かなり凝っているひとにもしっかり対応。その心地よさ、ぜひ体験してください」と、松村さんに全幅の信頼を寄せる渡邉季穂さん。

――この仕事を選んだきっかけを教えてください。

大学時代のカットモデルの経験です。毎回ガラッと変えてもらって、そのたびに感動していました、すごいな、こんなふうにしてもらえるんだーって。それがやがて逆の見方になり、美容師という職業はひとをこんなに「変えることができるんだ」に変わった。そこからこの道まっしぐらです。大学4年生ときにダブルスクールで美容学校へ通って、卒業と同時にこのサロンに入社しました。

――得意なスタイル、好きなスタイルは？

スパリストの立場ではもちろんマッサージ技術！ですが、ヘアスタイルでいえば、だんぜんボブです。私のなかでの美的感覚でいうと、ボブスタイルがいちばん、女性の顔だちを美しく引き立てる。とくにあごのラインをきれいに見せる効果があります。ロングにしなくても、ボブならじゅうぶん女性らしさが出せますね。

――仕事をするうえでのモットーや気をつけていることはありますか？

「（施術を）するほうの想いはすべて手から伝わるんだよ」という、まだアシスタントだったころにお客さまから言われたことばが、つねに頭のなかにあります。やるほうも人間なので、日によって体調が悪かったり、またモチベーションが高かったり、落ち込んでいたり、気持ちが一定ではありませんが、得てしてそれは自分だけのことだと思いがち。でもじつは、手をとおしてすべて伝わっているんですよね。以来、お客さまにはしっかりと、気持ちの面でも向き合うようにしています。

――これまででいちばんうれしかったエピソードは？

ヘッドスパのお客さまに、「あなたの手がいちばん私には合っているわ」と言っていただいたこと。みんなそうだと思うんですけどね。やっぱりうれしいですよ、あなたがいちばんと言われるのは。この仕事は、それに尽きると思います。

スタッフにも居心地がいいサロンです

――愛用しているコスメ、美容機器、ツールなどがあれば教えてください。

「プラチナ電子ローラーリファ」（エクストラコミュニケーションズ）がお気に入り。微弱電流が出るんですって。V字型になっていて、コロコロ転がすだけでしっかりマッサージできるので、いつも顔と首のリンパを刺激してむくみを解消しています。スキンケアでは、「豆乳イソフラボン」（なめらか本舗）の化粧水にハマっています。とにかく保湿力がすごい。安いのでパシャパシャと惜しみなく使っています。

――最近感動したこと（もしくは感動した書籍、映画など）は？

昨年末にオーストラリアにいって、はじめて見るグレートバリアリーフに感動しました。自然はすばらしい！

――ukaの魅力とは？

スタッフ同士がとても仲がいいこと。お客さまだけでなく、スタッフにとっても居心地がいいサロンです。

――渡邉季穂さんの魅力は？

美的バランスがすばらしい。ぱっと見ただけで、ここが変とかもっとこうしたほうがいいとか、アイデアやアドバイスが出てきて、しかもすべて的確。あたらしいものへのチャレンジ精神も旺盛で、どこをとってもすごいひとです。

――ミッドタウン店のアピールポイントは？

美容室でこれだけ自然光が入るお店はそうそうないですよ。全面ガラス張りの向こうには、緑も多く、季節がいろいろ感じられる。とくにネイルブースは最高ですね。お席を窓に向けてご用意しているので、施術中、ずっと外の景色を眺めることができます。

――最後に、今年の目標をお聞かせください。

お客さまの幅をもっとひろげたいです。いまも年齢層はひろいのですが、さらにひろげて、これまでかかわったことのないような世代の方にも来ていただけたらうれしい。そのためにも自分自身をきちんと磨いて、いま一度成長をめざします。

uka 東京ミッドタウン店
東京都港区赤坂9-7-4
東京ミッドタウン ガレリア2F
Tel.03-5413-7236
www.uka.co.jp