GUCCI|2013年、充実の「フローラ」プリント
GUCCI|グッチ
春の到来を待ちわびて
2013年、充実の「フローラ」プリント
グッチの伝統的なアイコンのひとつ、「フローラ」プリントがコンテンポラリーに進化し登場した。バッグやパンプス、スカーフから、今季はメンズウォレットまで、文字通り百花繚乱のパターンは、いずれも新年を彩るのにふさわしいアイテムだ。
Photographs by JAMANDFIXText by SUGIURA Shu(OPENERS)
フレッシュでありつづける、グッチ伝統のフローラ
GGパターンやホースビット、バンブーなどグッチを代表するアイコンはいくつか存在するが、2013年のクルーズ コレクションで目立ったのは「フローラ」プリントだ。
1966年にモナコのグレース大公妃のために特別にデザインされたことで生まれた「フローラ」プリント。グレース大公妃が夫のレーニエ大公とともにミラノのグッチを訪れた際に、ロドルフォ・グッチが何か特別な贈り物をと考え、信頼のおけるイラストレーター、ヴィットリオ・アッコルネロに美しいフラワーモチーフのスカーフをデザインするよう依頼。これに応えてアッコルネロが創りだしたのが「フローラ」プリントのデッサンだった。
色とりどりの花や昆虫が描かれたデザインは、その後長きにわたって多くの女性に愛されるグッチのアイコンとなったのはご存知の通り。2005年春夏コレクションでは、クリエイティブ・ディレクターに就任したばかりのフリーダ・ジャンニーニが、プリントキャンバスバッグで「フローラ」プリントを刷新した。
2013年クルーズ コレクションでは、鮮やかな色使いとモノトーンのアウトラインで描きだした花々のグラフィックを精密な技法で重ね合わせ、39年の時を経てコンテンポラリーなアイコンとして生まれ変わると同時に、永遠に変わらない「フローラ」の魅力を伝えている。
ワードローブの随所に「フローラ」プリントが取り入れられた2013年クルーズ コレクション。グッチを代表するアイコンバッグをはじめウェアやシューズまで、バカンスにふさわしいコレクション全体に登場している。ニュージャッキーやニューバンブーなどのアイコンバッグ、ボストンバッグやトートバッグに花開き、レザートリミングがナチュラルなキャンバスプリントをいっそう惹きたてている。ハイカットスニーカーやウォレットなど、メンズアイテムにも注目だ。
どのアイテムも四季折々の花々が表現され、明るい初夏のムード。ひとつ取り入れれば、冬の暗いトーンから一転、一気に開花したような華やかさを演出してくれる。
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