BOTTEGA VENETA|広告キャンペーンの舞台裏をとらえたドキュメンタリービデオ公開
BOTTEGA VENETA|ボッテガ・ヴェネタ
エルヴィン・オラフが手がける2012-13年秋冬広告キャンペーン
撮影の舞台裏をとらえたドキュメンタリービデオ公開
オランダ人フォトグラファー、エルヴィン・オラフを起用した、ボッテガ・ヴェネタ2012-13年秋冬広告キャンペーン。その舞台裏のようすをおさめた貴重なドキュメンタリービデオがブランドのホームページにて公開される。
Text by FUJITA Mayu(OPENERS)
精緻で気まぐれな感性を表現してみせる、概念的な創意性
緻密さと、入念に調整されたプロポーションが生み出すシルエットにフォーカスしたというボッテガ・ヴェネタの2012-13年秋冬コレクション。鋭く描き出されたラインは長く、ボディを完全に包み込んでいるのが特徴だ。メンズコレクションでは挑発的であると同時に謎めいた雰囲気を漂わせ、ウィメンズコレクションでは感性が力と洗練を表現する。あらたに展開される広告キャンペーンでは、これらメンズとウィメンズのコレクションを対象としたものである。
スティーブン・マイゼル、ニック・ナイト、アニー・リーボヴィッツをはじめ、毎回、才能溢れる傑出したアーティストとのコラボレーションにより創造的なビジュアルを展開してきたボッテガ・ヴェネタ。今回タッグを組んだのは、カンヌ国際広告祭にて銀獅子賞を受賞するなど、多くの受賞歴をもつオランダ人フォトグラファー、エルヴィン・オラフ氏。
現在は芸術作品、商業作品の両方向の作品を手がけるオラフ氏だが、形式的な威厳や心理的な痛々しさを併せもつ魅力的なビジュアルの裏側には、かつてジャーナリズムの世界で培った鋭く研ぎすまされた、芸術的なだけではない独特の感性が光る。正確かつ様式化された視覚表現をもちいて生み出される挑発的なイメージに、人間の奥深くに隠された感情や心理状況を見てとることができるだろう。
世界的フォトグラファーの現場にカメラが迫る
ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤー氏は、こうしたオラフの形式的な緻密さ、概念的な創意性に惹かれたという。「オラフの視点は形式的であると同時に心理的でもあるため、表層的なものと意味とが複雑な関係をもっています。彼は今回のコレクションの精緻で気まぐれな感性をみごとに捉えてくれました。しかも、思いがけない物語をイメージに付けくわえることで、キャンペーンをさらに豊かなものにしてくれました」。そうマイヤー氏も語る広告ビジュアルは8月より世界で公開される。
はたしてどんなビジュアルがお目見えするのか、その仕上がりに期待をよせると同時に、自然と興味は制作の舞台裏にも及ぶ。そこで広告キャンペーンのスタートに先立ち、撮影のようすをおさめたドキュメンタリービデオが7月24日(火)より世界のブランド公式ホームページにて公開される。今回、日本では唯一オウプナーズが特別にビデオを先行公開することを許された。世界的フォトグラファー、エルヴィン・オラフの現場で生まれるクリエイティブな瞬間に、画面を通じて立ち会い、刺激的なコラボレーションのはなつパワー、そしてブランドの創意を感じとることができるだろう。
ボッテガ・ヴェネタ
Tel. 0570-000-677
http://www.bottegaveneta.jp