ガラヴァーニ氏本人がキュレーターとなりミュージアムを案内

「ヴァレンティノ ガラヴァーニ ヴァーチャル ミュージアム」は、ヴァレンティノの創始者でデザイナーのガラヴァーニ氏本人がキュレーターとなりミュージアムを案内してくれるという贅たくなもので、実際のミュージアムのようなレイアウトで展示。観客はさまざまなギャラリーやセクションを自由に見てまわることができる。

紹介されているエリアは、実際のミュージアムであれば1万平方メートルを優に超える広さを誇り、ガラヴァーニ氏がデザインを手がけたアーカイブから300点を超えるドレスがテーマに沿って並べられるほか、スケッチやイラスト、広告キャンペーンや記事、レッドカーペットなど充実したコンテンツでヴァレンティノの世界を隅ずみまで楽しむことができる。

また、ヴァレンティノの50年にも及ぶ歴史やドレスにまつわるストーリーも紹介。1968年に発表され、ファッション界の話題をさらった「ホワイト コレクション」から2011年の「ホワイト フェアリー テール ラブ ボール」まで、歴史に刻まれた特別なイベントやエキシビションの数かずも写真やビデオで見ることができるという。さらに、アプリケーションには、ドレスや写真、デザイン画、そしてファッションショウのビデオ95本をふくむ、5000点以上にも及ぶ画像が掲載されたメディアライブラリもフィーチャーされた。

ミュージアムの全貌は、12月5日（月）午前11時から、ニューヨークでガラヴァーニ氏と公私共にパートナーのジャンカルロ・ジャンメッティ氏の両氏がホストを務めるプレスカンファレンスで詳細が発表されるという。また、このようすはYouTube上で全世界にライブ配信もされる予定だ。（www.youtube.com/embed/v59c8ked1TQ）

現在、公式ウェブサイトvalentino-garavani-archives.orgでは、ミュージアムのハイライトをまとめたショートビデオを紹介しており、ユーザーがメールアドレスを登録すればオープンにかんする最新情報も受け取ることができる。また、FacebookやTwitter、YouTubeでもキャンペーンを開催しており、オープン日までミュージアムに展示される作品のプレビューを見ることも可能だ。

これまでファッション界をリードしてきたヴァレンティノが世界に先駆けて登場させるヴァーチャルミュージアム。ガラヴァーニ氏の世界観を堪能できるまたとない空間となりそうだ。

ミュージアムウェブサイト（12月5日～）
www.valentino-garavani-archives.org